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Windows Subsystem for Linuxガイド 第41回 WSL GUI設定

マイナビニュース / 2024年11月7日 15時31分

Windows 11 Ver.23H2でWSL Ver.2.3.24へのアップデートを行ったところ、システム内にwsl.exeが以下の3つパスに存在することがわかった(写真06)。

C:\Windows\System32\wsl.exe
C:\Program files\WSL\wsl.exe
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\WindowsApps\wsl.exe

先頭のものは、Windows組み込みのwsl.exeである。これは、WSLを最初に導入するときに使われるwsl.exeで初期状態では、WSLインストールの基本的な機能しか持たない。

WSLのインストール時に、このwsl.exeは通常版のwsl.exeに置き換わる。

2つ目のものは、前者とは、サイズやタイムスタンプが異なる。しかし、両者の機能は同じであり、たとえば、--helpコマンドもWSL Ver.2.3.x系で追加された「wsl.exe --manage」に対する追加オプションの「--move 」を含んでいる。また、前述のwslsettings.exeは、同じ“C:\Program files\WSL”フォルダにインストールされている。

WSL Ver.2.3.2.4をインストールしたあと、wsl.exeを起動すると、「C:\Windows\System32\wsl.exe」が起動する。これは、Windowsがこのフォルダからのコマンド実行を優先するためだ。

なお、WSLをMicrosoftストア経由で配布するため、wsl.exeが「アプリ実行エイリアス」になっていたことがあった。3つ目の「%LOCALAPPDATA%\Microsoft\WindowsApps\wsl.exe」実行ファイルではなく、アプリ実行エイリアスである。

基本的な設定がGUIになり、設定変更が手軽にできる。ざっと利用した感じでは、大きな問題はなかった。可能なら安定版にアップデートしておくのがいいだろう。

> Windows Subsystem for Linuxガイド 連載バックナンバー
https://news.mynavi.jp/tag/winsubsystem/
(塩田紳二)



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