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スーパー残暑で今年のエアコンはカビが生えやすい!? 手入れのコツをパナソニックが解説

マイナビニュース / 2024年11月11日 10時59分

10月末時点で最も暖房利用率が高いのは、1位「青森県」、2位「秋田県」、3位「北海道」、4位「岩手県」、5位「山形県」と続き、上位4地域では暖房利用率が50%を超える結果となった。

また、平年差に注目すると、最も利用開始が遅れているのは1位「福井県」(17.8%)、2位「石川県」(17.3%)であった。北陸地方のこれらの地域は、平年より20%近く利用率が減少しており、暖冬がエアコン利用に最も影響を与えている地域といえそうだという。

一方で、エアコン冷房率については、10月の当日利用率(全国平均)を見ると、31日間すべてで平年を上回る利用率となった。例年、10月中旬以降は冷房利用率が10%未満となることが一般的であるが、今年は利用率20%以上を記録する日も多く、異例の高さとなっているとのこと。

アンケート調査でも今年はエアコン冷房利用期間が長いと感じている方が多いことがわかったが、ユーザーデータからも異例の残暑によりエアコン冷房利用が長期化していると言えそうだという。

このように、使い方に変化がみられるエアコンの手入れのコツを、パナソニック エアーマイスターの福田風子氏が解説する。

エアコンは、表面上きれいに見えていても、フィルターなどの部品にはホコリが溜まりやすく、普段から蓄積されていくという。そして、掃除しないまま起動させると、溜まったホコリが室内に舞ってしまうとのこと。また、ホコリをそのままにしておくとカビ発生の原因になるという。

特に注意したいのは夏の冷房運転。カビが好む環境は、温度20~30℃、湿度60%以上といわれており、特に湿度60%以上では湿度が上がるほどカビが発生しやすくなる。そのため、冷房運転後のエアコン内部に発生した結露はカビの育成を助けることになってしまい、自動乾燥機能がないエアコンの場合は、内部のカビに注意が必要とのこと。今年は暑さのピークを迎える8月に降水量が増え、湿度が高まったことから、例年以上にエアコンにカビが生えやすかった夏といえそうだという。

一方で、パナソニックが9月に行った調査では、今夏、お手入れをまったくしていない“ほったらかしエアコン”は43%であり、今夏のエアコン稼働終わりにお手入れ予定がないと答えたのは44%であった。このように、エアコンのお手入れが行き届いていない人が多いのが現状であるとのこと。

また、冷房稼働後の秋にエアコンお手入れを考えている人も注意が必要だという。今年はスーパー残暑の影響もあり、冷房稼働が長期化していることから、エアコンの稼働を一区切りつけるタイミングを失い、お手入れを逃している人も多いことがうかがえる。しかし、アコンフィルターを1年間掃除しない場合とした場合で比べると、しない場合は暖房時に約25%もムダな電力を消費してしまうという結果もあるという。また、冷房時も風量や冷え方が弱くなってしまい、金額にして年間1万円以上も電気代がムダになってしまうというデータがあるとのこと。

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