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『バントマン』脚本・矢島弘一氏、鈴木伸之の主演で「熱くてちょっと抜けている主人公に」

マイナビニュース / 2024年11月9日 12時0分

画像提供:マイナビニュース

東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『バントマン』(毎週土曜23:40~)の脚本家・矢島弘一氏が、きょう9日に第5話が放送されるのを前に、ドラマ誕生に至る経緯や作品に込めた思いを語った。

矢島氏は、劇団東京マハロ主宰で、ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS)、『八月は夜のバッティングセンターで。』(テレビ東京)、『風よ あらしよ』(NHK BS)、『やさしい猫』(NHK総合)、映画『六人の嘘つきな大学生』(11月22日公開)などの話題作を手がけてきた。自他ともに認める大の野球好きで、東海テレビの遠山圭介プロデューサーは「劇団東京マハロの舞台を何度か拝見し、ストーリー構築の面白さはもちろん、ファンならくすっと笑えるマニアックなプロ野球ネタを合間にはさむ手法が個人的にとても面白く、今回の企画を一緒に作り上げていきたいと思った」と脚本を依頼した理由を話している。
○■矢島弘一氏 コメント

――このドラマが誕生したきっかけを教えてください。

「野球のドラマを作りたい」というお話をいただいて、その時点ではバントの犠牲心をテーマにしたいという、作品のイメージを伺いました。お仕事モノにしたいというお話もあったので、「エースで四番」を担っていたプロ野球選手が戦力外通告を受けて…、みたいな流れが出来上がったんです。バリバリの体育会系だから、逆に女性の多い下着会社みたいなところで働く設定もアリかなと思いましたが、野球選手のセカンドキャリアという部分にリアリティがある分、思い切って突拍子もないストーリーにしようという話になり、物語の展開が決まっていきました。

――柳澤大翔というキャラクターはどのように作られたのでしょうか。

鈴木伸之さんに演じていただくことが決まった時点で、熱くてちょっと抜けている主人公で行こうと。キャラクターとしては、子どもの頃から野球一筋で、ずっとエースで四番。周囲から羨望の眼差しを浴びて育ってきたと思うんですね。そういう意味では、「ちょっと調子に乗っている的な部分もあるだろうな」とか、「これまでの成功体験から、なかなか変化を受け入れられないタイプだろう」とか、そんな感じで固めていきました。

――野球の戦術も、物語の展開に上手く絡んでいますね。

ストーリーに大きな流れはありつつも一話完結なので、毎回登場するゲストの悩みと野球の設定や戦術をリンクさせているのですが、そこは苦労しました。もちろん、ゲストの悩みは大翔の悩みにもリンクさせる必要があります。そうやって毎話構成していったのですが、後半になると徐々に野球ネタも尽きてきて…。かなり大変でしたね。

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