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写真50枚で振り返る「Cybozu Days 2024」 大人の子供心くすぐる“ノーコードの遊園地”

マイナビニュース / 2024年11月11日 13時0分

川咲さんは「本気を出せば、kintoneで基幹システムまで作れちゃいます。それを実現するためには、問題提起とロジカルな情報整理ができる人材が最低1人は必要です。そして、なんだかんだで人間関係が一番重要です」と来場者に訴えかけた。詳しい講演内容は別の記事でレポートしよう。

グランプリに選ばれた川咲さんは「基幹システム入れ替えや構築を検討しているたくさんの企業に、kintoneが一つの選択肢になるということが伝わっていればうれしいです」とコメントした。

kintoneに生成AIが搭載へ!

今年のサイボウズデイズで最も注目を集めた発表が、kintoneに生成AIを追加した新機能「kintone AIアシスタント(仮称)」だ。1日目の基調講演で、新機能のβ版を2025年1月に提供することを青野社長が明らかにした。

新機能により、kintoneユーザーは生成AIを活用してアプリ上のデータを検索できるようになる。RAG(Retrieval-augmented generation:検索拡張技術)と呼ばれる技術を活用した機能で、ユーザーが自然言語による質問を投げかけると、AIがkintone上のアプリを横断的に分析し、適した回答を生成してくれる。

例えば、「A社との商談で参考になる情報は?」と質問すれば、AIがkintone上にある複数のアプリの情報を参照し、「管理部門をターゲットにした事例や提案資料が参考になります」と情報元となるアプリ情報とともに返してくれる。

また同β版では、AIの活用だけでなく、AI機能を自身で作成・変更できる。自社に適したAI機能を管理画面から作成することができ、一度設定した機能は柔軟に変更することも可能だ。回答の精度を調整する「システムプロンプト」や、何を質問すればよいかが分からないユーザー向けに「定型プロンプト」を事前に設定することもできる。

TECH+などの取材に応じた青野社長は「kintoneはITの知識がない人でも業務アプリを作れるツールです。生成AIに関しても誰でも使える機能でありたい。大手企業の現場部門から中小企業まで、企業規模を問わず、『AIの民主化』を後押ししていきます」と今後の展望を話していた。
(早川竜太)



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