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手書きでサクッと計算! 驚きの新機能「計算メモ」を搭載した「計算機」アプリを使いこなそう - iPadパソコン化講座

マイナビニュース / 2024年11月12日 11時15分

○変数やグラフを利用する

「計算メモ」では変数を作成して使用したり、方程式のグラフを描いたりすることもできます。

まず変数に関しては、たとえば「x=50 y=100」と書き込んで、そのあとに「x+y=」と方程式を付け加えれば「150」という解が表示され、xやyの値を変えれば解が再計算されます。計算メモでは、入力した内容は左上から右下の順に読み取られるので、数式や方程式を使う前に変数を宣言する必要があることを覚えておきましょう。

一方、グラフを作成する場合は、未定義の変数を2個使い、方程式を入力するか書きます(変数は等号の左右に1つずつ)。たとえば「y=x+3」などのような形です。また、定義済みの変数を利用することもできます。

方程式が問題なく認識されると自動的に[グラフを挿入]というメニューが表示されるのでタップするとメモ内に追加されます。1つのメモにグラフは複数追加することが可能です。

○認識エラーや間違いも表示してくれる

このように「計算メモ」はiPadならではの実に画期的な機能です。タイプ入力して利用することもできますが、その利便性をもっとも体感できるのはやはりApple Pencilなどスタイラスペンで手書きするとき。鉛筆やペンで紙に書き込むように快適に計算を行うことが可能です。

あまりにも字が汚い場合は正しく認識されませんが、認識精度は非常に高く、ちょっとした殴り書き程度であれば大丈夫。また、万が一入力した内容がうまく認識されない場合は、その箇所に赤色や青色の点線が表示され、タップすることでエラー内容を確認できます。

また、「計算メモ」のもう1つ便利な点は、「メモ」アプリから作成したメモにアクセスできること。「メモ」アプリを開いてサイドバーを開くと[計算メモ]フォルダが追加されており、そこから「計算メモ」の過去の履歴を確認できます。

○「メモ」や「フリーボード」でも使える

これまでiPadにはApple標準の「計算機」アプリが搭載されていなかったため、複雑な計算をする際にはサードパーティー製アプリを使っていた人が多かったはず。しかし、これからはiPad標準機能を利用するのが、多くの人にとっての"デファクトスタンダード"になっていくでしょう。

また、「計算メモ」を含めた計算機能は「メモ」アプリや「フリーボード」アプリにも実装されている点も重要です。これにより通常のメモや資料を作成しながら、数式を使って方程式を解いたり、変数を割り当てたり、グラフを描いたりできます。

iPadで簡単な計算を行う場合はSiriに尋ねたほうが便利な場合もありますので、じっくりと計算したいときは「計算機」アプリ、メモや資料作成をする際は「メモ」や「フリーボード」アプリといった具合に用途を見極めてうまく使い分けてみましょう。
(水川歩)



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