スシローの業績が絶好調、グループは大幅な増収増益を達成へ - 2024年9月期連結決算
マイナビニュース / 2024年11月11日 11時16分
スシローを運営するFOOD & LIFE COMPANIES(フードアンドライフカンパニーズ)は、2024年9月期連結決算を発表。それによれば、売上利益ともに年間累計で過去最高を更新した。関係者は「国内スシロー事業における増収増益がグループ全体の業績を牽引する形となりました。2024年5月に公表した上方修正の数値についても全てクリアしています」と説明している。
○■全セグメントで黒字化
2024年9月期業績は、売上収益が3,611億円(前年同期比19.7%増)、純利益が146億円(同81.9%増)だった。財務経理担当者は「グループ全体で1,155店舗と、前期比プラス32店舗になりました。国内スシロー事業、海外スシロー事業、京樽事業、その他(杉玉)事業の各セグメントにおいて、しっかりとした業績を確保できています」と説明する。
来期(25年9月期)の業績予想では、売上収益で4,080億円(同13.0%増)、純利益で150億円(同2.5%増)を見込む。出店数は100~110店舗としている。
代表取締役の水留浩一氏は「売上利益ともに過去最高の数字を残すことができました。全セグメントで黒字化も達成しています。会社として良い状態まで持ってくることができたのかな、と思います」と評価。そのうえで、10月1日からスタートした新体制に言及し「ここにおります、山本に社長CEOの役割をバトンタッチしました。引き続きのご支援をよろしくお願いします」と呼びかけた。
社長執行役員 CEOの山本雅啓氏は、中期経営計画の進捗状況について説明。海外事業については売上比率を40%まで引き上げる方針だが、順調に進捗していることを強調する。
「海外事業における売上比率は、現状で25%を超えたところです。先期は中国大陸の天津(5月)、北京(8月)にスシローを初出店しました。北米には杉玉モデルの店舗を4月にオープンしていますし、インドネシアにも11月にスシローを初出店しました」(山本氏)
国内事業においては引き続き、リモデル、店舗ポートフォリオの最適化に注力していく。たとえばスシローにおいては、オートウェイターの設置による店舗体験の進化・省人化を拡大する。このほか持続可能な事業運営の基盤構築として、養殖・フードテック活用による水産資源の好循環化、サプライチェーンマネジメント・AI活用によるさらなるフードロス削減なども進めている。山本氏は「既存の各提携先での開発に加えて、7月にはウニ養殖事業者のウニノミクスと資本業務提携しました」と説明する。
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