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2025年卒の採用充足率は約7割、「4割以上の企業」が2026年卒の採用活動を早めると調査で明かされる

マイナビニュース / 2024年11月12日 6時32分

画像提供:マイナビニュース

2025年卒を対象とした企業の採用充足率が判明しました。

11月7日に発表された「マイナビ2025年卒企業新卒内定状況調査」によると、来春卒業予定者を対象とした採用充足率は過去10年で最低を記録。2026年卒の採用に関しても非常に厳しい見通しを持っていることがわかりました。

今回は、2025年卒の採用状況と次年度の採用予測を確認していきます。
2025年卒の採用充足率は70.0%で過去最低

2024年9月から10月にかけて実施したマイナビの調査によると、2025年卒を対象とした、募集人数に対する内定者数の比率(=採用充足率)は70.0%と過去10年で最低となりました。

直近4年間の推移を見ますと、2022年卒83.6%、2023年卒81.3%、2024年卒75.8%と減少が続き、2025年卒は前年比5.8ポイント減の70.0%に。減少傾向に歯止めがかからない状況です。

内定者満足度に関しても「質・量とも満足」の比率が減少傾向で、2025年卒は22.5%と、2024年卒の数値をわずかに上回ったものの、相変わらず求める人材の採用が難しい状況のようです。

次年度の採用予定は「増やす」が微減、「今年度並み」が増加

2026年卒の採用数については、15.7%の企業が「増やす」、72.6%の企業が「今年並み」と回答。2022年卒から2025年卒までは、「増やす」と回答する企業が増加傾向でしたが、2026年卒は前年比2.6ポイント減となりました。

計画通りの人材が確保できない状況が続いているためか、採用予定は現状維持とする企業が多くなっているようです。

また、来年度も採用難が続くことを見越してか、2026年卒の採用スケジュールについて、42.8%の企業が「25年卒と比べて早める」と回答。

就活生も早めの動き出しを意識する必要がありそうです。

入社半年で28.1%の企業がすでに退職者あり

今回の調査では、今年4月に入社した社員の退職状況についても聞いています。それによると、28.1%の企業が2024年新卒入社社員ですでに退職者がいると回答しています。

退職した社員の割合で最も多いのは、「1割未満」で18.9%。入社してまだ半年とはいえ、すでに1割以上の退職者がいる企業もあるようです。

新入社員の3割が3年以内に離職する、いわゆる「3年3割問題」がよく話題に上がりますが、3年前の2022年新入社員の退職状況を見ると、9.8%の企業が新入社員の5割以上が退職していると回答。新入社員の早期離職問題の深刻さが伺えます。

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