未来と古代の交わる場所――未来古代楽団が3rdライブ「方舟のメトシェラ」を開催!初のオールスタンディングライブも開催決定
マイナビニュース / 2024年11月12日 19時0分
代表曲「忘れじの言の葉」(スクウェア・エニックス『グリムノーツ』主題歌)で知られ、海外では「日本のゲーム音楽カルチャーの後継者」と呼ばれる注目アーティスト「未来古代楽団」が、2024年11月9日(土)、東京・恵比寿の恵比寿ザ・ガーデンホールにて、3rdライブとなる「未来古代楽団ライブ 祝祭あるいは断章3『方舟のメトシェラ』」を開催した。
未来古代楽団は、「千年後の古代音楽」をコンセプトに掲げる、作家・作曲家の砂守岳央を中心とした音楽ユニット。ストリングスを活かした民族調の楽曲、多重コーラスを中心としたサウンド、そして砂守の作詞による独自の世界観が世代を超えて支持を集めており、楽曲提供、ゲーム音楽、舞台・映像の劇伴など幅広い活動を行っている。
「未来古代楽団ライブ 祝祭あるいは断章3『方舟のメトシェラ』」はシリーズ3作目となるが、これまで「1→7→3」とランダムなナンバリングで進んでおり、共通する世界観の中、独立した物語が奏でられている。未来古代楽団ならではの、楽曲と朗読によって紡がれる独自の世界観、そこに4名のゲストボーカルの歌が新たなる魅力を加えていくステージは、「ライブ」であるとともに「朗読劇」として、観客に新たなる感動、そしてエモーショナルという言葉では表現しきれない情動を引き出してくる。
砂守が「未来と古代の交わる場所」と表現する未来古代楽団のステージ。ここでは、昼夜二公演で行われたライブの昼の部を中心に紹介するが、昼の部は、朗読部分に砂守が紡ぎ出す「未来古代語」を使用。ステージ前面に貼り巡らされた透過スクリーンに日本語による字幕も映し出されるが、観客はまさに異世界に紛れ込んだような不思議な体験に誘われていく。
今回のストーリーは言葉を捨てた世界における「方舟のメトシェラ」を巡る物語。オープニング映像が流れる中、楽団のメンバーがステージに姿を登場する。注目のオープニングナンバーは「万有引力」。ゲストボーカルのHACHIの姿が透過スクリーンに映し出され、未来古代楽団の創り出す世界の幕が開く。砂守による「未来古代語」でストーリーが語られ、そこからゲストボーカルのLuciaによる「捨てられたもの捨てるもの」へと繋がり、「月の夜のけものたち」、「光の形」、「醒めない夢の微睡みの」と立て続けに4曲を歌い上げる。
砂守岳央、松岡美弥子、吉田和人、吉田篤貴、河村泉、田中教順ら未来古代楽団のメンバーによって「もろびと」が紡がれると、客席も砂守のクラップに導かれながら、これまでに体験したことのない異世界の雰囲気に浸りつつ、なぜか懐かしさを感じるという複雑な感情に揺り動かされる。そして、続くゲストボーカルの安次嶺希和子が歌い上げる「探し人の紡ぎ歌」、そして「光あれ」がさらなる世界への扉を開いていく。
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