落合陽一氏がAIから神社を作る!? 「AIフェスティバル 2024 Powered by GALLERIA」レポート
マイナビニュース / 2024年11月13日 16時22分
最後に、AIがコンテンツを多数作ってくれる時代になるので人はキュレーターとして共に楽しめる時代が来るとまとめていました。
冒頭、基調講演の「そして神社を作る」というタイトルに少々混乱しましたが、計算機⇔自然となるデジタルネイチャーとそこから生まれるデジタルへの畏怖。そして信仰という流れは日本人的に腑に落ちる内容でした。
AIアートフェスティバルの発表も
昨年の「AIフェスティバル」では、イベント期間中にハッカソンが行われましたが、今回は5月に大阪、7月に福岡、9月に東京と、3会場でハッカソンを実施。「AIフェスティバル」2日目の9日には「24時間ハッカソン優勝チームの集い」というトークセッションが行われました。
ハッカソンとは、チームで集中的にプログラムやプロダクト開発などの共同作業を行い、その技能やアイデアを競うイベント。2名から5名のグループで参加し、発表されたテーマに沿って24時間で作品を制作しました。
大阪の優勝チーム「たこ焼きテクノロジーズ」が作成したのは「夢コンサルタント」という、就職活動をする学生へのアドバイスシステムです。Googleフォームに入力されたデータをもとに、複数のAIモデルを連携させて、最適なアドバイスと将来像の画像を生成し、音声で回答します。
福岡の優勝チーム「捗dle」は、AIに興味のある九州工業大学の学生3名のチーム。作品は「ヘッドバンKING」という、head-bangingの勢いをAIで判定するゲームです。開発中の苦労として、深夜のホテルで交代で頭を振り続け、判定精度を上げるのに苦労したというエピソードが語られています。審査員からは、体を張った開発姿勢と熱意が評価されていました。
東京の優勝チーム「異業種データサイエンス研究会」は、フェイスブック上でのAIコミュニティのメンバーを中心に参加。「飲み物にAIが宿ったらどうなるか?」のコンセプトのもと、音声入出力や小型AIモデルなどを駆使して、未来の飲み物を表現しました。
東京のみ会場が24時間利用できたことに加え、1週間前から機材提供があり、念入りな事前準備ができたこと、アイデア出しに時間をかけられたことが成功の要因だったと語る一方、1日目の夜に飲み会を行ったところ、学生メンバーが寝てしまったというトラブルもあったそうです。
AIアートグランプリは「活きる」がテーマ。会場にはファイナリスト10人が、作品の紹介と審査員からの質疑応答を行っていました(1人は欠席で動画によるプレゼンのみ)。
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