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『わたしの宝物』親友の暴露というまさかの衝撃…恒松祐里が見せる“複雑な感情”のグラデーション

マイナビニュース / 2024年11月14日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

女優の松本若菜が主演するフジテレビ系ドラマ『わたしの宝物』(毎週木曜22:00~ ※TVer・FODで見逃し配信)の第5話が、きょう14日に放送される。

夫以外の男性との子どもを夫の子と偽り産み育てる「托卵」をテーマにした今作、ついにウソがバレるときがやってくるが、その衝撃の先に待ち受けていたものとは――。

○きっかけは水木の嫉妬や子どもの血液型と想像していたが…

主人公・美羽(松本)と夫・宏樹(田中圭)の冷え切った夫婦関係に端を発し、美しい思い出のまま再会した幼なじみの冬月(深澤辰哉)との不倫、さらにはその子どもを宿したことによる偽りの親子関係が描かれてきたが、いよいよ今回は、そのウソがバレる瞬間が訪れることになる。

そのきっかけについて、視聴者はいくつかの想像をしていただろう。一つは、冬月の同僚である水木(さとうほなみ)の嫉妬だ。水木は初回から、冬月への想いがあふれており、そのまっすぐすぎる想いは、第2話終盤の「爆発テロに巻き込まれ亡くなったのは冬月である」と偽ったあの場面において顕著だった。大切な人を日本に残してきたという冬月の想いを強引に引き裂きたかったのだろう。そんな水木の嫉妬が伏線となり、何かのきっかけで美羽と冬月の関係が公になってしまう…そんな危険性を視聴者は覚悟していたに違いない。

次に考えられるのは美羽と冬月の子ども・栞の身体的特徴だ。栞が生まれた際、“宏樹に似ていない”という言及もあったが、やはり“血液型”が明確なウソの証拠になるのではないかということだ。栞と宏樹の血液型は果たして一致しているのだろうか?という点に関心を持ち、“ウソがバレる”きっかけになるのではないかと想像していた視聴者も多かっただろう。

しかし、実際にバレるきっかけとなったのは、前回ラストで明らかになった、真琴(恒松祐里)の主人公夫婦に寄せる複雑な感情からだった。

○作品のバランスを整える役割だと思っていた真琴

振り返ってみると、今作の真琴という存在は異質であった。なぜなら、真琴と美羽はかつての同僚だったという背景はあるものの、年が離れていながら親友であるという関係性、そしてシングルマザーでありながらその苦労や影のようなものはほとんど感じさせない溌溂(はつらつ)なキャラクターで、だからこそ他人の夫である宏樹を“推し”と言う姿にも邪念が入る余地はなかった。

また、“托卵”というセンセーショナルなテーマを掲げる今作において、何も害を及ぼさない“視聴者目線”の人物を配置することで、重苦しくなってしまう作品のバランスを整える役割、そんな存在だとも思っていた。

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