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FileMakerのAI関連機能、Claris Studioの提供開始と、盛りだくさんの「Clarisカンファレンス2024」

マイナビニュース / 2024年11月14日 9時0分

-- Clarisがターゲットとしているのは、どのような顧客層でしょうか。

ルケイツ 「問題解決者」の方々です。職場の課題を認識し、忍耐強く解決していこうという方々ですね。主に中小企業を対象と考えていますが、11月13日に新たに公開した導入事例の小田急電鉄様のように、大手企業の中の部門でも使われています。

日比野 日本では日経225の大手企業のうち 約85%にFileMakerが導⼊されています。ただ、そもそも日本では中小企業の数が圧倒的に多いので、やはり中小企業のお客様が多いということになります。

-- Clarisのビジネスを成長させる方法は、すでに導入されている企業の中でライセンス数を増やすか、顧客企業の数を増やすか、ということかと思います。どのような方針で臨んでいますか?

ルケイツ まず企業内のある部門が導入し、DXを成功させて、それを拡張していくことが望ましいと考えています。Claris製品を使うことで価値を理解していただけるので、そこから成長が見込めます。そして新規のお客様を獲得するために、Appleの子会社であることを強みとし、戦略的に活用しています。特に米国では、Appleとの協力で教育分野への導入が進んでいます。Claris Connect for Apple School Managerを学校に導入することで、学校にとっては生徒の情報を簡単な設定で統合できる利点があり、Appleにとっても価値が高まります。

-- FileMakerを活用したスモールビジネスとして「なごみ薬局」の成功事例が10月にAppleのウェブサイトに掲載されました。これもAppleとのコラボレーションの一例でしょうか。

ルケイツ そうですね。製品の面でもマーケティングの面でも、コラボレーションしています。

-- FileMakerとAIについては後ほど質問しますが、それ以外に、Clarisとしての現在の取り組みにはどのようなものがありますか?

ルケイツ 今月リリースしたFileMaker 2024(21.1)で、Claris FileMaker Serverの Data APIとOData APIの年間使用制限を取り除きました。費用を気にしてこうした機能を使わなくなってしまうこともあったかもしれませんが、システムの統合は重要ですので、費用を気にせずに使ってほしいという考えによるものです。同様に、ツールを自由に使ってもらいたいという考えから、Claris ConnectについてもClaris製品間のフローを有償の対象としてカウントしないことにする予定です。時期は近々……、年内には実現したいと思っています。

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