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FileMakerのAI関連機能、Claris Studioの提供開始と、盛りだくさんの「Clarisカンファレンス2024」

マイナビニュース / 2024年11月14日 9時0分

-- FileMakerにAIを組み込める利点はどのようなことでしょうか。

ルケイツ FileMakerにこれまで長年蓄積されたデータには、インサイトが隠れています。開発者はツールさえあれば、AIドリブンで隠れたインサイトを見つけるカスタム Appを開発できます。こうした価値を得るために、Clarisはエンタープライズレベルのセキュリティを確保したプラットフォームとして、安全で責任ある形できちんとした選択肢をお客様に提供します。一方、カスタム Appを使うユーザーは、ChatGPTなどの登場によりチャット形式でAIを使うことに慣れています。あるユーザーが「ChatGPTに質問すると、ChatGPTが何を知っているかはわかる。けれど私が求めているのは、ChatGPTが何を知っているかではなく、私のデータではどうなのかということです」と言うのを聞いたことがあり、印象に残っています。まさにこれを実現するのがFileMakerのセマンティック検索です。

-- FileMakerのAI関連の機能として今後予定されていることを聞かせてください。

リオス LLMとの統合をより簡単に、セキュアにできるようにする予定です。また、オープンソースのモデルをローカルで使用できるようにして、動作速度とセキュリティの両面がさらに向上するようにします。

ルケイツ 他にもいろいろなテストをしながら優先順位を考えています。とにかく急速に変化しているテクノロジーですので、それに対応していきます。

-- アジャイルに進化していくということだと思いますが、そうなると、このプラットフォームで開発をする開発者はついていくのが大変ですね。

ルケイツ そうですね、そのためにさまざまなリソースを提供していきます。最近ではFileMakerとAI、セマンティック検索に特化したウェブページを公開しました。YouTubeでも、セマンティック検索に関する一連の動画を公開しています。こうしたリソースをシリーズ化して、今後も順次公開していく予定です。

-- ところでAIといえば、最近注目されているトピックのひとつがApple Intelligenceだと思います。Claris製品とApple Intelligenceの関わりについてはどう見ていますか?

ルケイツ Apple Intelligenceは個人のコンテクストを重視するものであり、企業で利用されるClaris製品とは方向性が違うと思います。しかしApple Intelligenceによってさらに多くの人がAIに触れることになり、それによってお客様の期待値も変わるでしょう。多くの人々がどう使っていくかということに関心を持っていますし、そこから学んでいきたいと思っています。
(小山香織)



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