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「NIHONBASHI SPACE WEEK 2024」開幕 - 欧州宇宙3団体との連携も開始

マイナビニュース / 2024年11月18日 16時36分

クロスユーの中須賀真一理事長(東京大学大学院 工学系研究科 教授)は、およそ8000人もの参加者を集めた昨年よりも多くの動員に期待しているといい、「新しい技術やビジネスアイデアの創生、共同研究のテーマ作り、あるいはビジネスの共創が起こることを目指したイベント」とすることを目指すとのこと。また宇宙戦略基金の創設もあって非常に重要な局面を迎える日本の宇宙産業において、「人が集うことで宇宙ビジネスを加速させるというクロスユーの目的を追求し、今後も日本宇宙産業の拡大、そして人々の豊かな生活に貢献していきたい」と語った。

○クロスユーがESAなど欧州3団体とパートナーシップを締結

また中須賀理事長は、宇宙産業の発展において“海外展開”が非常に重要とする。「地上のインフラが非常に整っている日本では、宇宙産業の成長はある程度で頭打ちになりうる。それを大きくスケールアップさせていくためには、海外の機関・企業とも連携して共に動いていかなくてはいけない」としており、今回のイベントでも、欧州やアジアの政府系宇宙機関やスタートアップ企業がブースを出展するなど、その連携を拡大させている。

なお今回のオープニングセレモニーでは、ESA、フランス国立宇宙研究センター(CNES)、Harwell Science and Innovation Campus(ハーウェル)の欧州3団体それぞれとクロスユーとの間で、宇宙分野の協力促進を目的とした提携に関するパートナーシップが締結された。

具体的には、クロスユーはESAとの間で、宇宙事業を行うヨーロッパのベンチャー企業と日本企業のビジネスマッチング推進などの連携を実施しているといい、今後も国際連携を加速させるべく、合意書(LOI)の締結に至ったという。またCNESとの間では、宇宙関連産業における日仏企業の連携強化に向けた覚書(MOU)を、ハーウェルとは宇宙関連分野の産官学における国際連携強化を目指すMOUを締結。各団体の代表者がセレモニーに登壇し、それぞれ締結式が行われた。

クロスユーにとって、国外の政府機関や宇宙関連団体とのパートナーシップ締結は、今回が初めてとのこと。この締結を通じてクロスユーは、欧州各国と日本における宇宙領域のエコシステムをつなぐ役割を担っていくとしている。
(鶴海大輔)



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