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山田祥平のニュース羅針盤 第464回 Web検索にも生成AIが浸透。コンテンツは誰のもの?

マイナビニュース / 2024年11月19日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

OpenAIが、ChatGPTにウェブ検索機能を付加したようなサービスとして、ChatGPT search(SearchGPT)の正式運用を開始するそうだ。

MicrosoftはCopilotとBing、GoogleはGeminiと既存検索といったように、生成AIサービスと検索サービスの両方を提供しているが、Open AIがSearchGPTをスタートしたことで生成AI御三家ともに生成と検索、両面からのサービスを提供することになる。

別の見方をすれば生成AIの雄が生成との統合というかたちで検索の市場に参入したと考えることもできる。

🌐 Introducing ChatGPT search 🌐ChatGPT can now search the web in a much better way than before so you get fast, timely answers with links to relevant web sources.https://t.co/7yilNgqH9T pic.twitter.com/z8mJWS8J9c— OpenAI (@OpenAI) October 31, 2024

○検索で現れるコンテンツは誰のもの

日常的に有効に活用されているかどうかは別として、またたくまに浸透し、パソコン作業に欠かせない存在になってきた生成AIサービスではあるが、生成だけではもの足りない部分を検索でカバーするのは悪くないアイディアだ。今までそれを人間がやってきた。

キーワードを入れてウェブを検索するという行為は、検索エンジンが四六時中全世界のインターネットをクローリングしてネタを更新しているからこそできることなのだが、それは、結果として人の褌で相撲を取るようなものでもあり、コンテンツそのものが検索エンジンのものではない。

特定ニュースサイトなどとの協業で、そこのニュースだけはくまなく毎日学習するような契約ができているなら別だが、エンドユーザーはそれだけでは納得しないだろう。それよりも検索結果なのに、それがあたかも生成されたものかのようにみえてしまってはまずい。

最近のGoogle検索の検索結果は「AIによる概要」として、これまでのような検索結果リストの前にハイライト的にリストの要約を提示するようになっている。そして、それらにはちゃんと引用元を開くためのリンクが明示され、Google以外のコンテンツプロバイダーによるコンテンツであることがはっきりとわかるようになっている。

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