Bluetooth最新事情を詳報、LE Audio LC3・Auracast・高精度測距について聞いてきた東京セミナー2024
マイナビニュース / 2024年11月19日 16時11分
Bluetooth 6.0では二つの方法(とその組み合わせ)によってチャネルサウンディングを実現しています。一つはPBR(Phase-Based Ranging)と呼ばれる方法で、二つのチャネルで違う周波数を送信して、その位相差で距離を検出するものです。現在の規格では100mで±20cmの誤差となっており、かなりの高精度。二つのチャネルを利用するのはそれによって測定範囲を約150mまで延ばすためです。
もう一つは時間差によって距離を測定する方法で、Bloetooth 6.0ではイニシエーターとリフレクタの信号の往復時間RTT(Round Trip Time)で測定します。まず、イニシエーターとリフレクタがやり取りを行った後にイニシエーターから信号を発射。これを受けたリフレクタが信号を出して、イニシエーターが受け取ります。往復の時間からリフレクタの処理時間を引いた数値の半分を光速で割った数値が距離となります。
Bluetooth 6.0ではRTTかPBRのどちらか利用することが必須で、オプションとしてRTT/PBRの併用が用意されています。RTT/PBRを併用するのは精度面の向上を狙っているのではなく、セキュリティ面での配慮でRTTとPBRの結果に大きな差異がある≒外部からの攻撃と判断しているためという説明がありました。かつてBluetoothを使用したキーレス装置で「リレーアタック」という攻撃手法が使われているため、その対策という事になります。
ちなみにチャネルサウンディングに対応するため、Bluetooth 6.0のハードウェア認証では出力する信号の位相に関しての基準が強化されています。
(小林哲雄)
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