1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

乗ったぞ電気のGクラス! AMGのG63より「G580」の方が欲しいと思えた理由

マイナビニュース / 2024年11月22日 11時45分

電気でもV8サウンドを堪能できる!?

G580の車両重量はG63(2,570kg)比で550kg増となる3,120kg。かなり重い車体だが、走り出しの軽やかさには驚かされた。ほんの少しアクセルを踏み込もうものなら、一瞬で時速100キロに到達してしまう。「大きくて重そうな車体だな」と運転席に座った瞬間に感じたのはいったい何だったのかというくらい、アクセルのレスポンスが軽やかだ。

それと同時に、Gクラスの着座位置はもともとかなり高いこともあって、そこにモンスター級ともいえる瞬発力が加われば、スーパーカーでは絶対に得られない極上のドライバビリティを体感できる。

エンジンルームのサウンドバーからは、これまでのガソリンモデルのようなエンジン音が流れてくる。サウンドエクスペリエンス「G ROAR」が作り出すV8のエンジン音は、車内のスピーカーからもわずかに聞こえるようになっている。EVでありながらV8エンジンのサウンドが堪能できるのは嬉しい。

オンロードではG580に試乗したあとG63に乗り換えた。

4.0LのV8ツインターボエンジンを搭載するG63は本格オフローダーでありながら、ガソリン車らしい滑らかな発進とパワフルな加速が得られる。ただ、G63の走りに不満は一切ないのだが、G580に乗った直後だと、やはりアクセルを踏み込んだときの瞬発力に欠けているように感じてしまった。それだけG580がすごいということか……!?

悪路走破性は圧倒的に電気!

オフロード試乗会の会場となった富士ヶ嶺オフロードでは、モーグルや池、キャンバー、ヒルクライムなどの悪路をG580とG450dで乗り比べた。もともと悪路走破性に優れたGクラスだが、G580はさらにその本領を発揮してくれた。

というのも、G450dよりも悪路での乗り心地が良好なのだ。アクセルを軽く踏んだだけで、急勾配のヒルクライムを余裕で駆け上がっていく。石が散乱しているぬかるんだくぼみでも、G450dが一瞬とはいえスタックした一方で、G580は何事もなく走破できてしまった。そのパワーには圧倒された。

ここまでの悪路に日本で出くわす機会はまずないものの、Gクラス本来の悪路走破性が電化によってにぶっていないどころか、むしろ高まっていることがしっかりと体感できた。

今回の試乗ではオンロードとオフロードでG580(電気)、G63(ガソリン)、G450d(ディーゼル)の3台を乗り比べることができた。もしも3台の中から1台だけ選べといわれれば、試乗前なら「絶対にG63!」と即答していたはずなのだが、今は「圧倒的にG580」と答えたい。加速したときの圧倒的なパワーにも、滑らかなハンドリングにも、エンジン音を選べるサウンドエクスペリエンスにも、そのくらい魅了されてしまった。特に、電気の力でここまでオフロード性能が高められるものとは思ってもいなかった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください