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冬のアトピー性皮膚炎、悪化させないための対策は?

マイナビニュース / 2024年11月27日 13時0分

画像提供:マイナビニュース

皮膚が赤くブツブツになったり、乾燥してむけたりする「アトピー性皮膚炎」。普通では感じない刺激でもかゆみが強くなり、皮膚を掻くことによって症状が悪化してしまうこともあります。強いかゆみが生じるアトピーですが、具体的にはどのような症状が出るのでしょうか。

また、乾燥によってアトピーが悪化することもあるこれからの季節は、どのような対策が有効なのでしょうか。今回はアトピーの症状や、冬に悪化させないためにできる対策について解説します。

○■アトピーとは?

アトピー性皮膚炎は、皮膚症状が悪くなったり改善したりを繰り返し、強いかゆみのある湿疹が発生する病気です。アトピー性皮膚炎の患者は皮膚のバリア機能が低下しているため、さまざまな刺激に皮膚が反応して炎症が起こりやすくなります。また、皮膚から水分が失われやすくなるため、乾燥肌の人が多いという特徴もあります。

また、アトピー性皮膚炎の患者の多くは、以下の【1】もしくは【2】のような「アトピー素因」を持ちます。

【1】家族がぜん息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎にかかったことがある。または、患者自身がいずれか、あるいは複数にかかったことがある

【2】IgE抗体(免疫グロブリンの一種で、アレルゲンが体内に入るとマスト細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質を放出する)ができやすい

アトピー性皮膚炎と診断される基準としては、まずは「強いかゆみ」があります。また、アトピー性皮膚炎に特徴的な皮疹(湿疹)も出ますが、この湿疹は体の左右の同じような場所に現れるのも特徴です。

湿疹は、おでこ、目や口や耳の周り、首、手や足の関節のやわらかい部分に現れることが多く、皮膚症状は改善したり悪化したりを繰り返します。

そしてアトピーは、年齢による特徴もあります。乳児期は頭や顔に始まり、次第に体や手足に降りてくる傾向にあります。幼少児期は、首や手足の関節に皮疹ができやすい傾向にあり、思春期・成人期は上半身(頭、首、胸、背中)の皮疹が強い傾向にあります。
○■アトピーの具体的な症状

アトピーの一番の特徴は「猛烈なかゆさ」ですが、特に、以下のような状況でかゆさが襲ってくると言われています。

・布団に入って30分~90分経った頃
・入浴中、お風呂上りの10分後あたり
・衣服を脱いだ時
・汗をかいた時
・激しい運動の直後
・イライラしている時
・非日常的なことで緊張した時
・湿疹が治りかけている時

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