『光る君へ』源倫子がまひろを見つめるシーンに視聴者最注目 第44話画面注視データを分析
マイナビニュース / 2024年11月24日 6時0分
○娘たちに総スカンをくらう道長
このシーンは、天皇の妃となった3人の娘たちに総スカンをくらう道長に注目が集まったと考えられる。
999(長保元)年に彰子が一条天皇に入内してから19年の時が経ち、今や道長の娘3人が天皇の妃となり、道長の家は前代未聞の隆盛を極めようとしている。しかし、その代償は大きく、娘たちの気持ちを無視した政略結婚を強要してきた父・道長に対して、娘たちは一様に冷たい視線を投げかける。一見華やかに見える権門・藤原北家御堂流だが、その内情は冷え切っていた。長姉・彰子のみが立場上、最低限の会話を交わすものの、妹たちは絵に描いたような見事なグレっぷりだ。妍子は皮肉しか口にせず、威子は口を開こうともしなかった。
SNSではそんな3人の娘たちに、「彰子さま、心情を抑えてえらい。本当に見事な成長を遂げたな」「彰子さま、本当は妍子ちゃんみたいに道長に言いたいこと、あるんだろうなぁ」「妍子の怒りと哀しみが切ない」「妍子ちゃん、はっきり言うなー」「威子ちゃん、19歳で10歳の甥に嫁いだのか…」などといった、多くの投稿が寄せられた。
藤原実資は自身の日記『小右記』に、「一家が三后を立てるのは、未曽有である」と記しており、政治的には他に例のない偉業なのだが、家庭問題とのギャップがすごい。道長としては妻の倫子に理解がある(※頼通は父のことをどう思っているのか不明)ことがせめてもの救いだったのだろう。妍子のたった1人の子である禎子内親王はのちに後三条天皇を生み国母となる。一方、後一条天皇の中宮となった威子は、章子内親王と馨子内親王という2人の皇女をもうけるが、皇子を生むことは叶わなかった。父である道長に遠慮して、他の公卿たちは誰一人として後一条天皇に娘を入内させようとはしなかったそうだ。
威子も章子内親王を生んだ時には皇子を望んだ周囲に失望されたが、後一条天皇が「昔は女帝が立ったこともあるのだから」とかばったと『栄花物語』に記されている。威子が望んだ結婚ではなかったが、夫婦の関係はそれなりに良好だったようだ。内裏のし烈な権力争いに勝利した道長だが、多大な犠牲を払ってつかんだ勝利だということがよく分かるシーンだった。
●三条院、失意のまま崩御
3番目に注目されたシーンは20時30分で、注目度77.6%。三条院が失意のまま崩御したシーンだ。
「父上!」第一皇子である敦明親王が懸命に父に声をかける。その隣には皇后・藤原すけ(女偏に成)子(朝倉あき)の姿もある。先帝・三条院は今、まさに死の床にあった。
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