1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

どこでもサイエンス 第296回 12月8日の夕方6時すぎ、おもしろい「土星食」ありますよ

マイナビニュース / 2024年11月27日 7時33分

すれすれ隠れない土星食?? もまた楽しい

釧路、十和田、秋田、能登の珠洲・輪島あたり、豊岡、岡山、新居浜、宇和島、延岡、都城、指宿が特に楽しい。

珠洲で1分ごとの位置を見ると、土星の半分だけが隠れるのがわかります。

で、今回、福岡や札幌、広島、鹿児島などでは土星食にならないのですが、すれすれならないのもそれはそれで楽しいです。なにしろ「隠れている間はつまんない」土星食が隠れないわけですから。ほれ、飛行機の曲芸でもギリギリでちょこっと隠れてすれ違うのがオモシロイじゃないですか。それが能登半島の珠洲などで、札幌や福岡ではギリギリで隠れないという感じになり、これもまた一興です。

ちなみに、いつも私が使っているステラナビゲーターというソフトでシミュレーションした動画をアストロアーツさんが発表しています。これ、どうやってんのかなー。岡山の状況はこちらです。うーん望遠鏡で見たいぜ。

で、これは肉眼でも同様なんですね。土星にぐんぐん迫る。でも隠れなーいというのもそれはそれでおもしろいです。超絶ゆっくり現象が進みますので、タイムラプス撮影とか、比較明合成がおもしろいですな。フリーソフトの「しりうすこんぷ」なんかおすすめです。まあPhotoshopでもやれますけど(ぐぐってね)。
各地の土星食の時間

国立天文台の暦計算室のWEBの「惑星食各地予報」で好きな場所の状況を調べられます。そこから主要なところをピックアップしておきますね。

というわけで、ぜひ、みなさん楽しんでくださいませー。

東明六郎 しののめろくろう 科学系キュレーター。 あっちの話題と、こっちの情報をくっつけて、おもしろくする業界の人。天文、宇宙系を主なフィールドとする。天文ニュースがあると、突然忙しくなり、生き生きする。年齢不詳で、アイドルのコンサートにも行くミーハーだが、まさかのあんな科学者とも知り合い。安く買える新書を愛し、一度本や資料を読むと、どこに何が書いてあったか覚えるのが特技。だが、細かい内容はその場で忘れる。 この著者の記事一覧はこちら
(東明六郎)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください