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夜の世界を巡るアドベンチャーゲーム『Recolit』で、心がほっこりあたたまった

マイナビニュース / 2024年11月26日 16時54分

画像提供:マイナビニュース

日に日に寒さが増し、夜が長くなってきた。年末に向けた慌ただしさも相まり、この時期はどうにも心が荒んでくる。やらなければならないことは山積みなのに、体が動かない。布団のなかでスマホをいじるばかりの鬱屈とした日々を過ごしている人も多いのではないだろうか。

そんな長い冬の夜のささくれだった心を癒すのに最適なゲームに出会ったので、ぜひご紹介したい。タイトルは『Recolit(リコリット)』。インディーゲームサークル「Image Labo」と「Marudice」が共同開発した作品だ。

モノローグ調のテキストがユニーク! 夜の世界を歩き回り、人々の「困りごと」を解決しよう

『Recolit』は、「明かり」を頼りに進む、ピクセルアートの謎解きアドベンチャーゲーム。宇宙服を着た少年が暗闇を漂い、海に不時着したところから物語がはじまる。機能が停止した宇宙船を乗り捨て、海から上がると、そこには1人の少女が佇んでいた。

ぼんやりとオレンジ色に光る少女に表情はなく、幽霊か幻かのように見える。近づくと、「バケツに水を汲んできてほしい」と声をかけられた。しかし、夜の暗闇のなかではバケツをうまく持つことができない。すると、少女がろうそくに火を灯してくれた。本作では、どうやら「明かりのなかで見えるもの」にだけ触れられ、アイテムを持ったり置いたりアクションができるようだ。

バケツを持ち上げると、画面左上にアイテムの説明文が表示された。通常であればメニュー画面のアイテム一覧で確認できそうなものだが、テキストを読んでみると、宇宙服を着た少年のモノローグとしてつづられていることがわかる。なんともユニークな演出だ。

バケツに水を汲んで少女のところに戻ると、今度は花火をつけようと提案される。どうやら少女は、海辺で手持ち花火を楽しむつもりだったらしい。みどり色の花火が燃え尽きると、少女は礼を言ってゆらゆらと暗闇のなかへ消えていってしまった。

宇宙服を着た少年は、消えた少女を探すために海辺から住宅地へと進んでいく。夜の道には、少女と同じように光る住人たちがぽつぽつと点在していた。住人に近づくと、ぼやき声が聞こえてくる。

コンビニ前の中学生は喉が渇いて飲み物を欲していたり、横断歩道の前でスマホをいじる女性は信号が変わるのをずっと待っていたり、それぞれに何か「困りごと」を抱えているようだ。

プレイヤーは宇宙服を着た少年を操作し、さまざまなアイテムをゲットしながら、住人たちの困りごとを解決していく。自販機の下で見つけたコインで飲み物を買ってきてあげたり、街灯を点けて押しボタン式信号機のスイッチを押してあげたり、住人たちを手助けしながら、ちょっとした謎解き要素が楽しめるのだ。ゲームとはいえ、ささやかな善行を積み重ねていくのは気持ちがいい。

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