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『ラヴィット!』『新しいカギ』番組Pが語る「笑い全振り」「学校企画」へのターニングポイント

マイナビニュース / 2024年11月28日 6時0分

ただ、「番組開始当初は、もうちょっとオシャレでスタイリッシュな番組を目指していて、全然うまくいかなかったんです」と苦戦。そんな中でターニングポイントになったのが、ディレクターが編集したお笑いコンビ・ニューヨークの料理コーナーのVTRをチェックしていた時だった。

「全部の撮影素材を見せてもらったら、朝の番組だからとカットしていた部分で、ニューヨークさんが異常にボケていて思わず笑っちゃったんです。そこで、このままやっても上手くいかないから、自分が面白いと思うものを思い切り出してみようと思って、今までカットしていた部分を全部OAに出して、笑いに振り切ったVTRにしたら、スタジオの演者の皆さんに今までにない熱を感じたし、SNSのリアクションも明らかに変わってきて、ここに鉱脈があるのかもしれないと思ったんです。それをきっかけに今までの固定概念や成功体験を全部捨てて、純粋に自分が面白いと思う番組を作ってみようと思うようになりました」と、現在の路線が確立された。

●好きでいてくれる人にどんどん好きになってもらいたい
ビデオリサーチの北澤由美子氏は、『ラヴィット!』において、F1(女性20~34歳)・F2(女性35~49歳)の視聴分数が顕著な伸びを見せているデータを示した上で、「強いファンが育ってきていると感じております。ファンを育てるという観点で、番組を作られる中で大事にされていることは何でしょうか」と質問。

これに、辻氏は「今の時代はテレビがついていて、何となくチャンネルを回すということがないので、好きの深度をとても大切にしていて、明確に“『ラヴィット!』が好きです”という人をたくさん増やしたいと思って作っています」と明かす。従来の番組作りでは、「なるべく“この番組が嫌い”という人を減らして、そのために好きな人がいる要素も削って“中間”を作るのがベーシックだった」というが、「あえて“嫌い”という人がいるものとして割り切って、『ラヴィット!』を好きでいてくれる人にどんどん好きになってもらって、周りの人に波及していくという方向で作っています」と意識しているという。

具体的には、「各曜日にまたがった企画を展開して、そこにストーリー性をもたせることで、ずっと見ている人が楽しい仕掛けをどんどん作っています。ほかにも、その日にたまたま見たら得したと思えるようなサプライズ感とか、SNSで上がってくるアイデアをすぐOAに反映させて、ファンの人が歓喜する仕掛けを作ったりしています」と、帯の生放送の強みが生かされている。

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