『ラヴィット!』『新しいカギ』番組Pが語る「笑い全振り」「学校企画」へのターニングポイント
マイナビニュース / 2024年11月28日 6時0分
SNSの盛り上がりを可視化するビデオリサーチのサービス「Buzzビューーン!」によると、『ラヴィット!』は、X(Twitter)のポスト数も増加傾向にあるが、辻氏は「テレビを作る仕事のやりがいは、いかに反響があるかなので、『ラヴィット!』の200人のスタッフのモチベーションにものすごく影響します。なので、番組のスタッフの雰囲気づくりにおいても、なるべく反響を湧き上がらせる仕組みを作りたいと思って、SNSは有益に使わせていただいています」と明かした。
○27時間テレビの最後が「カギダンススタジアム」だった理由
『新しいカギ』は、今年の『FNS27時間テレビ』のメイン番組に抜てきされ、若年層をはじめコア視聴率で高い数字を記録する成功を収めた。「Buzzビューーン!」のXでの毎分ポスト数の推移を見ると、クライマックスの「カギダンススタジアム」で大きく伸びていることが分かる。
矢崎氏は「最後をどうやって終わらせるかは、ずっと議論していました」と打ち明け、過去の『27時間テレビ』の例も参考にしながら検討した結果、「カギメンバー7人全員が汗をかくのがいいとなったんです。それと、僕が大学生の時に『ワンナイ』でゴリエ杯というチアダンスの大会をやってムーブメントになっていたのを思い出して、時代の流れで“ダンス”で行こうと一致しました」と企画の方向性が決まったという。
カギメンバーにダンス経験者はいなかったが、「皆さんがそれぞれ高校に足繁く通ってくれて、あれだけのダンスを仕上げてきて、本当にやってよかったなと思いました」と手応えをつかんだ矢崎氏。レギュラーの『新しいカギ』でメンバーが踊るダンス企画をやったこともなく、「ゼロイチの企画がコケるというのは何回も経験しているので本当に怖かった」と不安の中で走った企画だったが、グランドフィナーレを受けてXでは「テレビさいこーーー!!」「久しぶりにテレビ見てよかったって思えた」といった反響が相次いでいた。
●若手Dはどんどん“イキって”ほしい
最後に、矢崎氏は「地上波の民放テレビというのは、イキって自己表現をする場ではないとプロデューサーになって思いつつも、『27時間テレビ』をやって改めて思ったのは、若いディレクターはある程度イキってもいいところが全然あると思うんです。今回、10歳下の2人の総合演出と組んでやったんですけど、いい感じにお互い切磋琢磨しながらイキってくれました」と紹介。
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