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品薄のRyzen 7 7800X3D、日本に数千個単位で出荷していた - 裏話も飛び出した記念イベントに行ってきた

マイナビニュース / 2024年11月28日 15時55分

画像提供:マイナビニュース

○Ryzen 7 9800X3D発売記念イベントは「買えなかったゲスト」も登場

2024年11月23日、秋葉原でAMD Ryzen 7 9800X3D発売を記念したイベント「AMD FAN FES 2024 in AKIBA」が開催されました。

会場はLIFORK 秋葉原Ⅱで、登場したのはメインMCに日本AMDの佐藤美明氏と、アシスタントMCに鈴木咲氏。ゲストとしてテクニカルライターの高橋敏也氏と加藤勝明氏。そして、マザーボードメーカーのスピーカーとしてASRockの原口有司氏、ASUSの市川彰吾氏、GIGABYTEの渡辺隆之氏とMSIの中島悠太氏という、AMDイベントとしては安定のメンバーと言った趣です。

BTOメーカーの展示もありましたが、後述のようにCPUの確保ができるかどうか問題があることから参考出品の様子。会場がやや狭いこともあり、イベントは終始大入り満員でした。

前半はAMD 佐藤氏とテクニカルライターの2名がAMD Ryzen 7 9800X3Dを紹介しました。AMD Ryzen 7 9800X3Dの人気が世界的に高く、「この入荷量なら2カ月持つ」との事前判断でしたが、実際にはAMD Ryzen 7 9800X3Dが発売の週末だけで瞬殺し、高橋氏は買えなかったと漏らす場面も。

来場者で手を上げてもらったところ、20名以上が購入できたとのこと。一方、「(今在庫があって)買えるならば買いたい」という手も多く上がっており、人気のほどを感じさせていました。

CPUの紹介は佐藤氏が行いました。1つ前のAMD Ryzen 7 7800X3Dからは構造を大きく変え、CPUダイの上にキャッシュメモリを載せている構造は同じですが、ヒートスプレッダにCPUダイが触る構造になっています。この「上下ひっくり返した」構造によって、CPUダイの冷却がスムーズに行えるようになったと説明。動作クロックの上昇も行いやすくなっています。

性能に関しては、加藤氏がベンチマーク結果を出しての解説を行いました。まず、AMD Ryzen 7 7800X3Dとの価格差はわずかで、(為替レートの変動も考えると)非常に良い製品と紹介していました。

ライバルCPUは最大で300Wを超える消費電力だったのに対して、AMD Ryzen 7 9800X3Dは最大でも約150W。パフォーマンス/ワットに優れるという結果を出していました。

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