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緑内障とは? 具体的な症状と早期発見のヒント

マイナビニュース / 2024年12月2日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

視野が欠けたり、視力が低下したりする「緑内障」。緑内障は、特に40歳以上の人に多い目の病気です。しかし、よく耳にする割にどのような病気なのか詳しく知らない人も多いでしょう。今回は、緑内障の症状やなりやすい人の特徴、そして早期発見のヒントを解説します。

○■緑内障とは?

緑内障とは、眼圧によって眼の奥にある「視神経」が障害されて異常が起こり、視野が狭くなったり部分的に見えなくなったりする病気です。

緑内障には大きく分けて、「開放隅角(かいほうぐうかく)緑内障」と「閉塞隅角(へいそくぐうかく)緑内障」の2つのタイプがあります。これは、隅角という水が流れる部位が、開いているか閉じているかで分けた分類方法で、治療方針が大きく異なります。そのため、緑内障になってしまった場合、自分はどちらのタイプか知っておくことが大切です。

緑内障は40歳以上で5%、80歳以上では1割以上も患者がいる目の病気です。患者数が多く、日本の失明原因の1位にもなっている病気ですが、緑内障による失明率自体はかなり低く、ほとんどの人は早期に発見して適切な治療を受ければ、生涯視野と視力を保つことができます。

緑内障は眼圧によって視神経が傷んでしまうため、それを元に戻したり視野を広げたりすることはできませんが、少しでも早期に病気を見つけ、早い段階で食い止めておくことが重要なのです。
○■緑内障になりやすい人の特徴

緑内障になりやすいのは、血縁者(父母、祖父母)に緑内障の方がいる、高齢(60歳以上)、眼圧が高い、角膜が薄い、強度近視、高血圧、糖尿病、ステロイドホルモン剤の内服・吸引の経験がある、片頭痛の既往などの特徴を持つ人です。

また、レーシックなどの屈折手術を受けたことがある人の場合、角膜が薄いので眼圧が低く計測される傾向にあります。緑内障が見逃されるリスクが高いため、健診をしっかり受け、レーシック手術を受けたことを主治医にきちんと伝えましょう。
○■緑内障の症状

緑内障は視神経が傷んで死んでしまう病気ですが、実際に死んでいく眼の中の細胞は、網膜にある「網膜神経節細胞」という、網膜の最も内側にある細胞です。網膜神経節細胞は、軸索(じくさく)と呼ばれる長い電線のようなものを通じ、網膜が感じた光の情報を脳まで届ける役割をしています。

しかし、眼圧が上昇すると網膜神経節細胞や軸索が障害され、機能が低下したり死んでしまったりし、脳に視覚情報を伝えることができなくなります。その結果、視力が下がったり視野が欠けたりするのです。

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