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【大掃除】コンセントなど配線器具による火災事故に注意! チェックポイントをNITEが解説

マイナビニュース / 2024年12月3日 8時14分

画像提供:マイナビニュース

製品評価技術基盤機構(NITE)は11月28日、年末の大掃除の時期に合わせ、配線器具の掃除やチェックポイントを呼び掛けた。

○配線器具の事故発生状況

年末が近づき、キッチン周りやリビングなど大掃除する人も多いかと思うが、配線器具の手入れは、普段意識することが少ないかもしれない。しかし、そんな配線器具での手入れ不足などによる事故が発生しているという。

NITEに通知があった製品事故情報では、2019年度から2023年度までの5年間に配線器具の事故は153件。近年は毎年度30件以上の事故が発生しており、高止まりの傾向がみられる。これはテレワークの普及によって、配線器具の使用が増えたことが関係しているものと推定される。

被害状況別の事故件数をみると、火災事故となっている件数が多く、特に周囲への拡大被害が多く発生している。

調査中の案件を除いた127件の製品事故について、原因別の事故発生件数をみると、「使い方や設置状況が関係するもの」の占める割合が大きく、日頃使用するうえで気を付ける必要があるとわかる。

「使い方や設置状況が関係するもの」に該当する46件について、事故事象別の被害状況をみると、ほこり、水分の付着や液体などの浸入が要因となっている事故が多く発生している。このような事故は、手入れをしていれば防ぐことができた可能性が高い事故といえる。

○電源プラグ及び電源タップは小まめに掃除し、水分がかからないようにする

このような事故を防ぐため、大掃除を行うこの機会に配線器具周りも掃除するとともに、使い方や設置状況などに問題がないかも改めて確認したい。

電源プラグはコンセントや電源タップとの間に隙間が生じないようにしっかりと差し込み、定期的に掃除してほこりを取り除くことが大切。電源プラグをコンセントや電源タップとの間に隙間がある状態で差したままにすると、隙間にほこりがたまって表面に水分が付着したり、水分が内部に浸入したりしてショートやトラッキング現象が生じるおそれがあるという。

また、観賞魚水槽などの水気の近くは、特に注意が必要だという。配線器具に水がかからないよう水槽と距離をとる、配線器具を水槽の下方ではなく上方に設置するなど、配置に留意する必要がある。

掃除の際は、必ずコンセントや電源タップから差込プラグを抜いて、"から拭き"でほこり等のよごれを取り除くよう推奨している。コンセントや電源タップの差込口にアルコールスプレー等の洗浄液が直接かかるとショートやトラッキング現象が生じるおそれがあるという。

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