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バイプレイヤーの泉 第145回 森香澄、“あざとさ”進化論を世間に見せつけてくれ

マイナビニュース / 2024年12月2日 19時0分

画像提供:マイナビニュース

コラムニストの小林久乃が、ドラマや映画などで活躍する俳優たちについて考えていく、連載企画『バイプレイヤーの泉』。

第145回はタレントの森香澄さんについて。今年も彼女の周りはザワザワとうごめいていた。なぜ動向に気づいたのかといえば、森さんが私の大好物のテレビドラマへの露出が増えたせいだ。

深夜ドラマへの出演が多いものの、主演作が2作もある。12月13日(金)放送の『栞ちゃん 心の声を聞かせてよ』(テレビ朝日系)も漏れなく主演だ。その他『伝説の頭 翔』(テレビ朝日系)でのスケ番姿や、歌声や振り付けの披露など、インパクトのある役が多かった。

「PEACH JOHN」の冬コレクションではランジェリー姿を見せたかと思えば、冠番組も放送、ラジオでも楽しげなトークを聴かせる。配信番組で見る姿が多いことも、令和のスターだなあと思う。物価高、不景気だと騒がれているにも関わらず、強欲に、景気良く働いている森さん。ちなみに誤解がないように書いておくと、森香澄さんのことは大好きだ。
○素直で常に前進することの何が悪いのか?

なぜ好きなのかといえば、まず素直だから。

『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演時。彼女は「外見にコンプレックスがあります」と発言。女性からは揶揄がぶっ飛んできたらしいが、素直に自分の悩みを吐露するのは、けして悪くない。同じクラスの同級生が、同じような悩みを打ち明けたら背中を押すのに、"アナウンサー"というレッテルは厳しい評価だ。その後、森さんは自身のSNSで必死のダイエット方法を公開して、バズった。やっぱり努力していたのだ。

あとは自分のキャリアにこだわらず、次々に新しいことへチャレンジしていること。

局アナ出身のフリーアナウンサーといえば、(ジャンルは違うけれど自戒を込めて)とんでもない群雄割拠の時代で、側から見ていると仕事の取り合いになっているようにしか見えず。それも司会者やキャスター。バラエティ番組の雛壇、ゲスト、講演会など、それぞれのキャラクターを活かして、キャリアを積み上げていく仕事をしている。

……はて?

そんなことではもったいないといつも思う。容姿端麗で成績優秀という、ふつうの女性がなかなか持てない武器を手にしているのに、なぜそれらを活かさないのか。いつまでもシュガーコートされた自分では、いつか飽きてしまうのに。

ただ森さんは"アナウンサー"が取り組みそうな仕事には目もくれず、写真集を出したり、女優業に精を出したりと常に新しいことに手を出している。最終的にどんなメルクマールが彼女にあるのかは分からないけれど、見ていて楽しい。

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