全国の若き料理人が競う「ジュニア料理選手権」が開催! 大人顔負けの料理が続々登場
マイナビニュース / 2024年12月2日 20時31分
高校団体では青森県立三本木高等学校・紅一点の「Chargingサンド」がグランプリを獲得した。こがけんさんは「発想が豊かで『この食材でこんなものが作れるんだ』ということを感じました」「キチンと分担していて、楽しく料理に取り組んでいる姿がすごく印象深いです」と発想力とチームワークを称える。小山田沙良さんは「正直気持ちの整理ができないんですけど」と興奮を抑えられない様子を見せ、「今日が一番間違いなく良いものを審査員の方々にお出しできたので本当に達成感しかないです」と練習の成果を存分に発揮できたと話した。
準グランプリは沖縄県立首里高等学校クッキング部の「未来をつなぐ子どもたちへ送る 県産食材たっぷり うちな~タコス!」。味の素・中村さんは「沖縄県産のゴーヤーやウコンとかパイナップルが入っていて、苦みの強い食材も多かったのですが、非常に味のバランスが良くて美味しかったです」と地元の食材を上手く調理した点を評価する。大地明花さんは「書類審査からオンライン審査、そして今日の最終調理審査、全て私たちの全力を尽くしたので後悔はありません」「これからも私たちの料理でたくさんの子供たちを笑顔にできるように頑張っていきたいと思います」と力強く語った。
もう一校の準グランプリは東京都実践女子学園中学校高等学校 JJクッキングクラブの「勝利を目指せ! スタミナ満点 アスリートミール」。オレンジページ・長谷川美保さんは「レバーというちょっと難しい食材を選んで、それを食べやすく、すごくバランス良く、工夫して美味しく仕上げているのが素晴らしいと思いました」と調理の上手さに賛辞を送る。菅野智月さんは「今回の活動は今年で1番頑張ったと思うので、正直グランプリを取れなかったことはちょっと悔しいです。ですが、最終審査まで残れたことは達成感があります」と今の気持ちを丁寧に伝えた。
○審査員泣かせの接戦
表彰式後は審査員を務めたこがけんさんと料理研究家・長谷川あかりさんが締める。まずこがけんさんは「全ての料理に言わせてください」と前置きをして「ウーマイガー!」とギャグを披露。会場の空気を温めると「本当に僅差でみんなで審査しているのは本当に困りました」と接戦だったことを強調する。続けて、グランプリを獲得できずに悔しさをにじませる参加者に対して「『本当に美味しいものを作った』ということは自信を持ってほしいと思います」と励ました。
料理研究家・長谷川あかりさんは料理を作らなくても外食などで食事を済ませられる現状に触れたうえで、「こうして家庭料理を若いみなさんが誰かのために作って、一緒に食べてという取り組みを一生懸命されていて、そしてその喜びを体感しているというところに本当に希望が見えました」という。そして、「また明日からも美味しい料理を作ってもらいたいと思います」とエールを送った。
来年以降も誰かのために、加えて仲間と一緒に料理をすることの喜びを多くの若者が感じられるキッカケとして、『ジュニア料理選手権』が盛り上がっていくことを期待したい。
望月悠木 フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki この著者の記事一覧はこちら
(望月悠木)
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