1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

副業は地域の活性化にも貢献 - 副業の先生が全国の高専で活躍

マイナビニュース / 2024年12月5日 9時23分

アンケート結果からは、ビズリーチ会員の教育分野への関心の高さと、そこで力を発揮したいという強い意欲が見てとれる。一方日々の報道では、教員採用試験における応募者の減少という話題が目につく。

フルタイムの教員として働くことには抵抗があるが、副業なら社会貢献度を実感できる分野で活躍したいという希望があるのかもしれない。
副業先生の経験が自身のキャリアや実務のプラスに

今回特に興味深かったのは、一関工業高等専門学校で副業先生として実際に活躍する3名の声を聞けたことだ。それぞれ、応募した動機や授業の感想等を語ってくれた。

「私が同校の卒業生であったことと、もともと社内でサイバーセキュリティに関する実務者研修を行っていたことが動機です。授業は専門分野であるサイバーセキュリティを担当し、もっと自分のスキルレベルを上げたいというモチベーションにもつながりました」(倉茂氏)

「もともと教育分野への関心があって、自分自身のキャリア形成や社会貢献度の高さを考えて応募しました。授業では、倉茂先生と同様サイバーセキュリティを担当し、インシデント実習で学生とワイワイ盛り上がりました。学生たちや学校からのフィードバックが豊富で、実務面でもわかりやすく伝えるスキルを磨くことができました」(芳賀氏)

「学生時代、教員を志望していた時期もあって、そのときの夢を叶えたい気持ちで応募しました。授業では機械学習を担当し、学生が自ら集めたデータで生成AIソフトを動かす演習を行いました。教育現場は初めてでしたが、実務でも社内外に向けWebの講義をしているので、この経験が役に立つと思っています」(武藤氏) 

共通して語られたのは、副業先生の経験が実務面や自身のキャリアアップにも役立っていることだ。また、梶山氏が冒頭で紹介したように、副業先生が活躍する高等専門学校はいずれも都市部ではなく地方にある。

副業先生は教育分野で社会に貢献できるやりがいに加えて、学生たちの学びを深めることを通して、地域の活性化にも一役買っているようだ。

大塚立誌 おおつか・たかし 1961年2月8日生まれ。金沢大学法学部を卒業し、大手就職情報会社で編集を担当。その後、企業広報のプロダクションでライターとして経験を積み、35歳で独立。企業広報や求人広告のライティングを中心に活動している。 この著者の記事一覧はこちら
(大塚立誌)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください