江口洋介、社会派の作品が続いて息苦しい時期も…今は「フットワークを軽く」
マイナビニュース / 2024年12月7日 7時0分
――今回は、主役でありながらも、あえて<影>であることを意識されていたとはいえ、江口さんは、主演以外のパートを演じられる時でも、光を放っていらっしゃるというか……。
素晴らしいでしょ(笑)? いやいや、冗談です。そういう風に言われたらどうしようかと思って、思わず先に突っ込んじゃいました(笑)。
――主演の時とそれ以外のパートを演じる時とでは、どのような意識の違いがありますか?
主演であろうが、脇であろうが、僕のなかではそれほど違わないような気がしています。それよりも、作品や現場のなかで、自分がどんなポジションなのか。それを掴むことの方が大事なんじゃないかな。最近は、俳優業だけじゃなく音楽活動もまたやり始めたこともあって、ライブを通じて得られるエネルギーをグワッと自分の中に入れた後、またドラマや映画の撮影現場に戻ると、新鮮な気持ちで台本を開けるんです。
一時期、社会派と言われる作品に出演し続けて、少し息苦しくなっている時期もあったんですが、ここ数年はもう少しフットワークを軽くして、『これは別に俺じゃなくてもいいんじゃないか?』と感じるような役であっても、『声をかけてもらっているからには、監督やプロデューサーの目には、すでに見えているイメージがあるかな?』と思うようにして、むしろ積極的に取り組んできました。いざやってみると新たな出会いや気づきもあるし、意外と自分でも夢中になれたりもして。『今度はああいうのもやってみようかな』といったように、どんどん広がっていくんです。
――「違和感を覚えた時、自分はちゃんとブレーキを踏める人間かどうか」が、本作が視聴者に投げ掛ける重要なテーマであると感じたのですが、江口さんはどう感じられましたか?
そうそう。真崎のセリフにありましたよね。僕自身もあの部分がこのドラマの核になるんだろうなと思って、あのセリフから最初に覚えて、自分の内に溜めていったような覚えがあります。その時々の自分の精神状態や体調にもよるだろうし、口で言うほど簡単じゃないと思うんだけど、そういった局面に出くわしたときに、些細な違和感を敏感に察知できるかどうかというのは、結局のところ普段その人がどんな風に世の中を見ているかによるんじゃないかと思うんです。それこそ、楽に生きようと思えばいくらでも楽に生きられてしまう世の中で、個人的に興味や関心を持ったことに対して、いかに深く掘り下げて、いかに自分の頭でちゃんと考えられるのか。僕もそんなことを意識して、アンテナを磨くようにしています
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