【医師監修】年末年始、体調不良になった時に市販薬を選ぶポイントは? 風邪、発熱、咳、腹痛など症状別に紹介
マイナビニュース / 2024年12月26日 10時0分
痰が絡む場合は、痰を出しやすくする成分のグアイフェネシンや、痰の切れを促すカルボシステインなどの成分が入った薬を選ぶといいでしょう。
市販薬の例:新ブロン液エース(エスエス製薬)、ストナ去たんカプセル(佐藤製薬)
■のどの痛み
のどの痛みには、腫れを抑える抗炎症作用であるトラネキサム酸や痛みを和らげる鎮痛作用のあるものを選びましょう。即効性を求めるならスプレータイプ、持続性を求めるならトローチを選ぶのがポイントです。
市販薬の例:ペラックT錠(第一三共ヘルスケア)、パブロンのどスプレー365(大正製薬)
■複数の風邪症状がある場合
発熱、咳、のどの痛みなど複数の症状がある場合は、さまざまな成分が配合された「総合感冒薬」「総合風邪薬」とされる商品を選ぶといいでしょう。
市販薬の例:新ルルAゴールドDXα(第一三共ヘルスケア)、パブロンSゴールドW(大正製薬)
■胃腸の不調
「胃がムカムカする」「お腹が張る」「食べすぎて胃もたれ…」そんな胃腸の不調には、整腸剤や症状に合わせた胃腸薬を選ぶのがポイントです。普段から胃腸の調子が悪くなりやすい人は、常備薬として自分に合った薬を見つけておくとよいでしょう。
■食べすぎ・胃もたれ
食べすぎや胃もたれは、胃腸の消化機能が低下する場合によく見られます。消化を助けるリパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼなどの消化酵素や、胃酸のバランスを整える成分が入った薬を選ぶといいでしょう。
市販薬の例::ガスター10(第一三共ヘルスケア)、大正漢方胃腸薬(大正製薬)、キャベジンコーワS(興和)
■下痢、お腹がゆるい
冷えや食べすぎ、生活習慣の乱れなど様々な原因で起こる下痢。突発的な下痢には即効性のあるものを、生活習慣の乱れによる下痢には整腸作用があるものを選ぶといいでしょう。
市販薬の例:ストッパ下痢止めEX(ライオン製薬)、正露丸(大幸薬品)、トメダインコーワ錠(興和)
■便秘
暴飲暴食や、食物繊維の不足などで年末年始は便秘になりやすいタイミング。便を柔らかくする作用がある酸化マグネシウムや、ビサコジルを含む製品を選ぶと良いでしょう。腸を刺激する成分は、連続使用すると依存性が生じる可能性があるため、必要時のみ使用するのがポイントです。
市販薬の例:酸化マグネシウムE便秘薬(健栄製薬)、コーラックII(大正製薬)、スルーラックS(エスエス製薬)
■自分に合った市販薬を選ぶには?
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