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フライヤー社長が語る、人生を切り拓く読書との向き合い方 ー 2024年の話題書も紹介

マイナビニュース / 2025年1月8日 10時0分

しかも、本ほど世に出る前に時間をかけて、多くの人の目を通して完成する媒体はほとんどありません。そのため、本には質が高く、信頼性できる情報が詰まっていますし、本は体系的に物事を扱うので、自分のシチュエーションに合わせた応用がしやすいというメリットもあります。

本をたくさん読んでいるビジネスパーソンは日々の悩みを解消しやすく、活躍しやすい傾向があります。実際に、お話していると優れた経営者のほとんどは読書家ですね。

――大賀さんにとって読書とは何でしょうか?

自分の生きる目的が「知的好奇心を満たすこと」なので、読書は生きがいそのものです。世界の成り立ちに興味があり「自分とは何か」「人とは何か」を追求する中で、自然とたくさんの本を読むようになりました。

自分自身の経験も貴重ですが、それだけでは限界があります。一人ひとりに与えられた人生の時間は、せいぜい24時間×365日×100年ですよね。ところが、一冊の本には先人たちが一生かけて積み上げてきた理論や知見が詰まっています。半日で人生をかけた研究の成果や体験のハイライトが読めてしまうという点で、読書はレバレッジのきく、非常に効率的な時間の過ごし方なのです。
○■まずは「一日5分」の読書を3週間続ける

――読書が大事だと知りつつも、忙しくてなかなか本が読めない方、ついSNSや動画で時間を過ごしてしまう方も多いと思います。そんな人が無理なく読書習慣を始める方法を教えてください。

最初から理想を追い求めないことが大切です。まずは書店に足を運ぶ、あるいは周りの人におすすめの本を聞いてみるなど、本への接点を増やすこと、本に対する興味を広げることから始めてみてはいかがでしょうか。

そうやってモチベーションを高めたら、次は読書を習慣化することが大切です。一日5分でも10分でも構いません。起きてすぐ、寝る前、昼食後などブロックしやすい時間を「読書の時間」と決めてしまうといいと思います。慣れないと最初は少し大変かもしれませんが、人は3週間継続すれば習慣として定着するので、それ以降は当たり前に読書ができるようになるはずです。

――flierは忙しいビジネスパーソンがより多くの本に触れる手助けをしていますよね。今後のビジョンをお聞かせください。

これまでに累計121万人の方にご利用いただいています。今後はさらに会員数を増やして、より多くの方に素晴らしい本との出会いを届けていきたいと考えています。ここ5年は、個人会員だけでなく法人会員も増えていますので、企業の人材育成や社員の方の自己啓発にも貢献できるよう取り組んでいきたいです。

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