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長野県中野市が『彼女、お借りします』とコラボイベント開催 - AR技術も活かした「なかのかのかり祭」

マイナビニュース / 2024年12月24日 13時0分

志賀高原や斑尾高原などの観光地が隣接する中野市は、「どちらかというと中継地点で、通り過ぎていくだけの方がほとんど」との現状を明かしつつ、「そんな中野市にも、今まで見過ごしてきた見どころがあることを知ってほしい」という湯本市長は、「巡って歩けば十分楽しめるまちなので、まずはそのことを今回のイベントを通して認識してもらえれば」と、イベント参加者に期待を寄せる。
○NTT東日本の協力でAR技術を活かした「ARフォトツアー」を実施

今回のイベントにおける主要コンテンツのひとつである「ARフォトツアー」。オリジナル漫画にも登場する4カ所の、いわゆる"聖地"を巡り、オリジナルARフォトを撮影するというツアーは、NTT東日本の協力によって実現している。「中野市のDX化にあたり、人材的なものも含めて、NTT東日本さんにはいろいろなご協力をいただいており、今回もあらためてご協力をお願いした」という湯本市長は、「DXを進めるにあたって重要なのは、一部の人ではなく、高齢者から若者まで、全体が恩恵を受けなければならない」との見解を示し、「DXというと非常に垣根が高く感じる人も多いのですが、そんなことは決してありません」と断言。「AR技術も同様で、一回やり方を覚えれば、非常に身近に感じられる技術ですし、今までに味わったことのない拡張現実を体験することができる点も魅力だと思っています。その意味では、今回のイベントに限らず、AR技術についても、今後はどんどん試していきたい」との意向を明かす。

そして、「中野市は非常にコンパクトなまちなので、NTT東日本さんにとっても、メリットは大きい」という市長。「中野市は、第一次、第二次、第三次産業のバランスがよく、人口も4万人規模で、観光地へ向かう人の流入も多い。その意味では、サンプルとしても最適な都市だと思っているので、お互いに上手く連携していきたい」と、両者がWin-Winの関係であることを強調する。

「自分自身はDXに一番遅れている市長だと思っている」と謙遜しつつも、「だからこそ、これから変わっていくであろう時代に対して、少しでも時代にあわせられるように、何をしなければならないかを常に考えていますし、自分も変えていかないといけないと思っています」との想いを告げる市長。「中野市は、宮島先生だけでなく、横浜ベイスターズの牧秀悟選手、音楽家の久石譲さんや中山晋平さん、『故郷』や『春が来た』の作詞でおなじみの高野辰之先生など、人口が少ない割には著名な方が出ております。そういった土地に来て、ARを体感していただきながら、中野市のおいしい農産物、りんごやシャインマスカット、えのき、りんごで育てた信州牛を食べていただき、ぜひ中野市のファンになっていただきたい」と中野市をPRする市長は、「長野市の隣に中野市があるのではなく、信州中野の隣に長野市もあった、これくらいの感じに思っていただけるようになればうれしいですね」と笑顔で中野市をアピールした。

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