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NTT東日本、業務や現場DXを推進するソリューション体験会を開催

マイナビニュース / 2024年12月23日 10時56分

また、VRを活用して危険をバーチャルで体験する安全教育のほか、橋梁点検や映像配信等ドローンを活用した業務効率化事例のほか、ドローンシミュレータによるドローン操作体験ブースも設けられていた。

「防災減災」の展示

防災減災のエリアでは、地域の避難所の場所、災害発生個所等の可視化を通じた防災PF機能の紹介のほか、携帯電話網やWi-FiなどのIP通信網を利用し、同時配信と即時集計を実現する「@InfoCanal」を紹介していた。

「通信環境調査」の展示

通信環境調査のエリアでは、ネットワーク調査による通信品質改善、Wi-Fiの接続が不安定な際の無線設計を支援するサービスを紹介。

「企業向け研修」の展示

そして、企業向け研修エリアでは、業務DX・生成AIに関する研修支援、大規模災害発生時の事業継続マニュアル等規定類作成支援、サスティナビリティ意識醸成、理解促進と具体的な行動につなげるワークショップ型研修として、SDGsカードゲームの紹介を行っていた。

ナッジ理論を活用した安全対策を実践

同じ会場では、社内の安全大会である「2024年度関信越安全スタジアム」も開催、一部がプレスに公開された。

同社は2023年度からナッジ理論を用いた安全対策に取り組んでおり、同日は、アイデアコンテストも実施された。

ナッジ理論とは、アメリカの行動経済学者リチャード・セイラー博士が提唱した理論で、人々が良い行動を選択できるように後押しする仕掛け。ナッジ(nudge)は、英語で「肘でつついて促す」という意味があるという。

同日は、ナッジ理論を推進しているNTTデータ経営研究所 地域未来デザインユニット/行動デザインチーム マネージャーの小林健太郎氏が、ナッジ理論について講演。同氏はナッジ理論を「人間は正論で『これやるべきだよ』『こうしてね』といわれてもなかなかできない。つい間違ったことをしてしまいがちです。そういう人間の癖を踏まえた上で、環境にちょっとした工夫をすることで、本人にとって望ましい行動を後押しするアプローチになっています」と説明した。

ナッジ理論の活用例としては、アムステルダムのスキポール空港のトイレで、「的があると狙ってしまう」という人間の特性を活用し、男性小便器の内側にハエの絵を描いたところ、床の汚れが激減。清掃費が8割減少したという例があるという。

また、東京都八王子市では、大腸がん検診の受診率が低く、働きかけの手法が課題となっていた。そこで未受診者に対して、「今年度の検診を受診しなかった人には、来年度は受診キットを送付しません」と案内したところ、受診者が大幅に増加したという。これは、人間はこれまで享受していた利益を失うという“損失を回避したい意識”への働きかけだという。

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