『モンスター』『エルピス』『アンメット』…高評価が続くカンテレドラマ、プロデューサーの熱量具現化へ「皆で動く」体制に
マイナビニュース / 2024年12月15日 12時0分
「韓国の場合は国内だけで戦えないから世界に目を向けた。日本はずっと国内で消費できていたから国際的な面で後れを取った。そうした構造的な問題がそもそもある。ですが、例えば『エルピス』は日本国内の問題を扱ったからこそ、評価された経緯がある。ただただ国際的な意識を持てばいいというわけではない。キー局がマスに向けて大ヒットするような企画のドラマを作ってもいいいし、弊社のようなドラマがあってもいい。様々な形のドラマが乱立した方が豊かという考えもあるのではないかと思うのです」
実際、筆者も韓国のネット掲示板で、「韓国のドラマはほぼ同じパターン、展開のものが多いが、日本のドラマは驚くほど多様なジャンルの作品がある」との韓国人の書き込みを見たことがある。そう、面白ければ国際的でもドメスティック向けでも構わないのだ。
多様性もあった方がいい、乱立すればいい。Netflixでは『サンクチュアリ -聖域-』や『全裸監督』が世界的に話題となり、Disney+でも『SHOGUN 将軍』がエミー賞を総なめにした。これらはしっかりと日本の文化に根を生やして作られた作品であり、カンテレとしても「日本を描きながら世界にも評価される作品づくりは理想」と河西氏は語る。
○“醸成された共犯関係”という地上波連ドラの強み
『モンスター』のNetflixでの実績を受け、「視聴率だけではなく、TVerでの再生数、Netflixでのランキングと評価基準が増えたことはありがたく、今回のランキング結果は現場のモチベーションにつながった」と河西氏。
「特に最終回あたりは、ヒロインの亮子(趣里)と父親役の古田新太さんとの親子、弁護士としての敵対関係が変化するなど、手前味噌ながらますます面白くなっていきます。また橋部敦子先生の脚本も、最新の時事ニュースを意識したセリフがあり、橋部先生が亮子に何を言わせるかというのも、見どころの一つになると思います」
配信ドラマは全話撮ってから配信されるが、地上波ドラマは“今”が切り取れるほか、3か月、時間をかけてゆっくりと作品と視聴者の関係を築いていける。一気見では味わえない、制作と消費者の“醸成された共犯関係”は地上波連続ドラマだからこそだ。
また、SixTONESではギラギラ・オラオラのジェシーが、本作では振り回される“受け芝居”が多いのもファンにはたまらない一面。「毎回、ジェシーさんの“え?”の言い方が違う。さらに、亮子に感化された杉浦(ジェシー)が何をするか、これはちょっと面白いですよ」
この記事に関連するニュース
-
趣里「またみんなで会えることを」ジェシー「なんとか乗り越えて」『モンスター』撮了
マイナビニュース / 2024年12月23日 10時0分
-
YOU「本当はいけないんですけど…」 宇野祥平、音月桂、中川翼も『モンスター』撮了
マイナビニュース / 2024年12月21日 18時0分
-
趣里主演・異色のリーガルドラマ『モンスター』誕生秘話「トラブルの理由をあえて曖昧に描く意味」
エンタメNEXT / 2024年12月16日 18時30分
-
SixTONESジェシー「モンスター」でラップ挑戦予告 趣里ら共演者とのエピソードも「焼肉行きました」
モデルプレス / 2024年12月16日 11時30分
-
ドラマ『モンスター』第9話に渡邊圭祐、近藤芳正、趣里と親交のある前田敦子が登場、撮影の裏側エピソードを語る
エンタメNEXT / 2024年12月8日 16時26分
ランキング
-
1中居正広「テレビから消える日」いよいよ現実味…女性トラブル示談金9000万円報道いまだ波紋
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月6日 11時6分
-
2旧ジャニーズファン大荒れ!中丸雄一復帰の火消しかその逆か?同日にぶつけたWEST.桐山照史と狩野舞子の“挑発”結婚報告
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月6日 9時26分
-
3仕事始めで嘆き「PCのパスワード」忘れる人続出 SNSトレンド入りで話題
ORICON NEWS / 2025年1月6日 11時48分
-
4「別れてよかったよ」阿部一二三、グラドルとの破局報道の背景に“下ネタコール”の破天荒ぶり
週刊女性PRIME / 2025年1月6日 19時0分
-
5吉沢亮の隣室無断侵入認めアミューズが謝罪「酒に酔って…本人からお詫びを」 マンションは「すでに退去」
スポニチアネックス / 2025年1月6日 20時34分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください