資産運用・投資のお悩みを解決 第19回 新NISA、年内の「駆け込み」必要?
マイナビニュース / 2024年12月19日 10時0分
「新NISA」が始まった2024年。年初に「今年こそ新NISAで資産運用を始めよう」と考えた人は多かったのではないでしょうか。
順調に資産運用を始めたものの、さまざまな情報に触れて焦りを感じ、「投資額を増やしたほうがいいのだろうか」と悩んでいる人もいるかもしれません。また、仕事や家のことが忙しく、まだ資産運用を始められていない人もいるでしょう。
○「今年のうちに使い切らないと」と焦っている人へ
ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」のお客様から、「新NISAの年間の枠をどうやったら使い切れますか?」といった問い合わせをいただくことがあります。
まず前提として、焦って新NISAを活用する必要はありません。資産運用はあくまで自分のペースで、余裕資金で行うものです。余裕資金を超えて新NISAを活用することは望ましくないと言えます。
2023年までのNISA(以降、旧NISA)では、年末になると、「今年のうちに」と投資をすすめる向きがありました。旧NISAは期間限定の制度であり、1年ごとに新しい非課税枠が生まれては消えるので、「今年の枠は今年中に使わなければ」と駆け込む人もいました。
しかし昨年までの旧NISAと違い、今年からは「駆け込み」をする必要はありません。
新NISAには期間の制限がなく、生涯で1,800万円の枠を自分のペースで使うことができます。年間の上限は360万円ですが、上限ギリギリまで使わなければ翌年以降に枠が消えるわけではありません。
もし年間360万円の枠を使い切ろうとすると、平均で毎月30万円ずつ投資しなければなりません。毎月の給与から余裕資金を捻出したいという人にとっては、ハードルが高いのではないでしょうか。
もし、「少し怖いけれど、枠が余っているから余裕資金を超えて投資しよう」ということであればおすすめしません。無理をせず、自分の余裕資金の範囲で新NISAを活用してください。
制度にとらわれて自分の投資を決めるのではなく、自分がするべき投資を決めてから、無理のないペースで新NISAを活用していただきたいと思います。
○まだ新NISAを始めていない人へ
新NISAが話題になり興味を持っていたものの、「時間のあるタイミングで始めよう」と思って、スタートが先送りになっていた人もいるかもしれません。
世界中への分散投資を続けていけば、中長期的にリターンを期待できます。年末年始は新しいことを始めるのによいタイミングですから、この機会に新NISAを活用して分散投資を始めることをおすすめします。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
三菱UFJのウェルスナビ子会社化、その狙いは?
財経新聞 / 2024年12月13日 10時9分
-
新NISA1年目の振り返りと2年目の課題 - 新NISAの正しい活用法とは?
マイナビニュース / 2024年12月6日 19時15分
-
50・60代なら押さえたい新NISA「リスクの取り方」 退職金を「同じ金融商品へ一括投資」は絶対ダメ
東洋経済オンライン / 2024年12月6日 7時0分
-
資産運用・投資のお悩みを解決 第18回 「フリーランスこそ資産運用すべき」は本当?
マイナビニュース / 2024年11月28日 10時0分
-
ウェルスナビ、新しい金融教育番組”さやマネ!”をYouTubeで配信開始
PR TIMES / 2024年11月27日 18時15分
ランキング
-
1ロシア軍いよいよ限界か?「ソ連の遺産」を食いつぶしたことが衛星画像で明らかに 英国防省が分析
乗りものニュース / 2024年12月19日 12時32分
-
25000円以下で買える高コスパな「A4サイズ対応トートバッグ」【2024年12月版】
Fav-Log by ITmedia / 2024年12月19日 12時15分
-
3その食べ方大丈夫!?どんどん太る「そば」の食べ方4つ
つやプラ / 2024年12月19日 12時0分
-
4「ニフティ温泉」人気トップ10 1位は埼玉「美楽温泉 SPA-HERBS」“食事がおいしい”など評価で5連覇
ORICON NEWS / 2024年12月19日 11時39分
-
5トップ営業マン「仕事ができれば何をしてもOKなの?」 社内不倫で会社は大混乱…妻は連日抗議、相手は長期欠勤中【社労士が解説】
まいどなニュース / 2024年12月19日 7時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください