1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

NTT東日本と大宮アルディージャが共創する次世代サッカー教室 - スポーツテック活用で、育成と地域スポーツ振興へ

マイナビニュース / 2025年1月15日 13時0分

「Dartfish」は、高度な映像処理技術を備えた分析ソフトであり、特に動作解析やゲーム分析の分野で強みを発揮する。個人競技からチームスポーツまで幅広い種目に対応し、映像を通じてプレーヤーの動きや試合状況を可視化できる点が特徴だ。

当日の指導では、子どもたちのプレーの様子をリアルタイムで記録。コーチは撮影された映像を基に、停止やスロー再生を活用しながらプレーの改善点を画面上に書き込むなどして具体的に説明した。このアプローチにより、参加した子どもたちは自分のプレーを視覚的に確認し、指導内容を即座に理解。自身の課題を認識し、次のプレーに役立てるというポジティブなフィードバックが得られた。

大宮アルディージャ フットボール本部 普及担当コーチの渡部大輔氏はミニゲーム後、「画像停止やスロー再生機能などを活用することで、通常は見逃しがちな細かいプレーの部分まで指導が可能になり、選手たちに自身の動きをより深く理解してもらうことができました」と、その効果を強調した。

ダートフィッシュ・ジャパン マーケティング本部 営業戦略部 課長の佐藤洸太氏はこう語る。「現在、映像を活用したフィードバックではスピードが重視されています。Dartfishは試合中のハーフタイムなど短時間でフィードバックを行えるため、即時性が求められる現場での効果が高いことから、世界中のスポーツシーンで活用されています。将来的にAIカメラと連携することにより、リアルタイムでの映像分析がさらに進化することを期待しています」

大宮アルディージャの金田氏は、「世界標準のソリューションを地域の子どもたちに提供することで、新しい価値観を体験してもらえることが重要です。昨年度から複数の新しい試みを取り入れており、そのノウハウを活かしながら指導内容をアップデートしています」と語った。
○■映像分析ツール「SPLYZA Teams」で体感する考える力を育む新しいサッカー教室

11月24日から開催された「NTT東日本 埼玉事業部・大宮アルディージャ サッカー教室」では、映像分析ツール「SPLYZA Teams」を活用した新しい学びの場が提供された。このツールは、選手自身が課題を発見し解決するプロセスを支援し、考える力を育むことを目的としている。

今回の教室は、2日間構成で実施された。初日に撮影されたミニゲームの映像が参加者に配信され、自宅で振り返りを行った後、2日目にコーチのフィードバックや参加者同士のディスカッションが行われた。例えば、ゴール前の攻撃シーンでは、コーチが画面上でラインを引きながら具体的な改善点を示し、子どもたちは自分の考えを積極的に発言。その後、ミニゲームを通じて新たな学びを実践するという流れで進行した。

リアクションボタンは広告の下にあります

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください