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NTT東日本と大宮アルディージャが共創する次世代サッカー教室 - スポーツテック活用で、育成と地域スポーツ振興へ

マイナビニュース / 2025年1月15日 13時0分

SPLYZAの広報&マーケティング担当の豊嶋 果以氏は、「SPLYZA Teamsはクラウド上で映像にタグ付けや字幕描き込みを行い、選手やコーチがフィードバックを共有できるツールです。映像を通じてチーム全体で課題を共有し、共通理解を深めることで、スポーツを通じて『考える力』を育む学びを提供します」と説明する。

このツールの導入は、子どもたちにとっても新たな発見や学びの機会となった。実際に教室に参加した子どもからは、「鳥のように自分の動きを俯瞰できて驚いた。ミニゲームではパスの動きが変わり、チームプレーが格段に良くなった」といった感想が寄せられた。
豊嶋氏は、映像分析を活用する意義について、「選手が自分のプレイを俯瞰して見ることで、より客観的に課題を捉えられる点がポイントです。また、たとえば『ここで声を出せばよかった』といった描き込みにコーチが返信できる機能もあり、それはSPLYZAが特許を取得した技術で、個々の選手とコーチングプロセスを深める役割を果たしています」と強調する。

大宮アルディージャの金田氏は、「普段のサッカー教室はその場限りの指導になりがちですが、今回は映像を使って数日の間に振り返りとフィードバックを重ねる構成でした。そのため、指導内容が深まり、参加者にとっても連続性のある学びを提供できたことに大きな意義があったと感じています」と語る。

今回のサッカー教室では、スポーツを通じて「考える力」を育む新しい形の学びが提供された。

豊嶋氏は、「NTT東日本は学校教育のDXにも取り組んでいると聞いています。SPLYZAとしても教育分野での実績があり、多競技への展開をはじめ今後さらに連携を深めていきたいですね」とコメントした。
○■地域スポーツ振興と教育DXの未来を拓く

この2回のサッカー教室は、スポーツテックを活用した教育DXの可能性を示す象徴的な取り組みとなった。

NTT東日本の小金丸氏は、「実際にソリューションを使ってもらい、コーチや子どもたちがどのような反応を示すのかを見ることができたのは非常に意義深いです。今後はこれをどうビジネスにつなげるかをしっかりと考えていきます。また、アマチュアスポーツを盛り上げるリーディングカンパニーとして、大宮アルディージャさんとともに取り組みを進めていきたいですね」と語る。

同社の加藤氏もこう続ける。「今回のサッカー教室で使用したスポーツテックソリューションがAIカメラなど他の技術と連携することで、映像分析がさらに便利で効果的なものになることが期待されます。NTT東日本としても、こうした相乗効果を追求し続けていきます」
大宮アルディージャとNTT東日本は、このサッカー教室を通じて、ICTを活用した地域スポーツ振興と子どもたちの健全な育成に向けた新しいアプローチを具体化している。今後も先進的な技術を取り入れながら、地域コミュニティの活性化と教育DXの進展に貢献する取り組みが期待される。

タマク この著者の記事一覧はこちら
(タマク)



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