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受験当日に向けて30日前からの対策が重要! 感染症時代の受験家族の過ごし方と対策を医師が解説

マイナビニュース / 2024年12月19日 18時10分

(5)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

感染症に負けない免疫力を付けるためには十分な休養と十分な栄養摂取が重要。

(6)人混みや繁華街への外出を控える

人が集まるところは感染リスクが高まりやすいため、回避することが重要。

(7)マスクの着用

マスクの予防効果は完全ではないが、鼻や口に直接触れることを防ぐことができる。やむを得ず人混みの多いところへ外出をする場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布製マスクを着用する。マスクを使用した場合は帰宅後には、できれば玄関口でマスクの外側を内側に折りたたんで捨てるようにする。

(8)料理は大皿を避け、個々の盛り付けにする

摂取する食材にも、ウイルスが付着するのを避けるために重要。

(9)トイレや洗面所のタオルの共用を避ける

共用の物は不特定多数が接触する分、雑菌やウイルスが繁殖しやすい。あらかじめ利用を控えることで感染を予防できる。

(10)万が一家族内に感染者が出た場合

看病は1人に限定する家庭内感染において、最もケースが多いのが、家族の看病からの感染拡大。看病をする人を限定的にすることである程度感染拡大のリスクを下げられる。

○監修:総合内科専門医・大竹真一郎 氏コメント

現在の感染症の流行は、例年に比べて流行がはやく、今年は「インフルエンザ」「新型コロナウイルス」「マイコプラズマ肺炎」の3つの感染症が同時流行する“トリプルデミック”の注意喚起が高まっており、すでに複数の感染症に同時感染している人が現れています。特に今年は潜伏期間が長いとされるマイコプラズマ肺炎が流行しており、2024年11月17日(日)までに全国の医療機関から報告された患者数は、1医療機関当たり2.84人と過去最多を更新しました。

さらに、この傾向を踏まえると受験期においては、寒暖差も激しく、例年より早くインフルエンザが流行したことから、受験期の感染症が加速する可能性が高いと予想しています。例年、インフルエンザ感染症のピークは1〜2月と言われていますが、今年は、年内に感染のピークを迎えるのではないかと前倒しが予想されます。また、すでにダブル感染者が増え始めていますが、受験期中の家庭内ダブル感染やトリプル感染なども十分にあり得る状況で、感染症の長期化が見込まれています。

これを防ぐための基本的な対策として、手洗い、マスクの着用により手指や呼吸器を介してウイルスや細菌を体内に入れないといったことが重要です。今年は潜伏期間の長い感染症も流行しており、受験生家族は30日前からの中長期的な感染症対策が重要になります。そのため、手洗いなどの基本的な対策も必要ですが、外から入ってくるウイルスや細菌を防ぐだけでなく、入ってきたものに抵抗する免疫機能を高めておくことも重要です。そこで、大切になってくるのが、”免疫のケア”です。免疫のケアには十分な睡眠、バランスの取れた食事などが必要です。

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