NISA口座を開くならどっち? SBI証券、楽天証券を5つの点から比較
マイナビニュース / 2024年12月26日 11時0分
新NISAがスタートしてもうすぐ1年。新NISA開始を機に、投資を始めた人も多いだろう。一方、「今年は乗り遅れたから来年こそは」と、NISA口座の開設を2025年の目標に掲げている人もいるかもしれない。
そこで本稿では、数あるNISA口座の中でも人気の高いSBI証券と楽天証券について、「手数料」「ポイント活用」「投資商品数」「経済圏への依存」「安心感」の5つの点から比較し、どちらがよりおすすめか解説した。
■SBI証券と楽天証券を5つの点から徹底比較
1.手数料
「NISAで長期投資を」と考えるなら、ポイント還元やコスト(手数料)は重要だ。特に、投資信託の保有期間中にかかる信託報酬は必ず確認したい。
人気のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を取引する場合、どちらも買付時の手数料は発生せず、信託報酬も同等なため差はないものの、年120万円を投資した場合、ポイント還元(投信保有残高に応じて貯まるポイント)において400ポイントほどSBI証券が有利となる。
また、直近で話題を集めた楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は管理費用(含む信託報酬)が0.192%だが、SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)は信託報酬が0.1238%と信託報酬に差があり、年120万円の投資でこちらも1,000円弱、SBI証券が有利となる。
いずれもSBI証券の方が有利であり長期的にはそれなりの差となってくるが、短期的に見てこの程度の差を気にしない人であれば、手数料でどちらにすべきかを悩む必要はなさそうだ。
2.ポイント活用
SBI証券では、VポイントとPontaポイントを1ポイント=1円分として国内株式や投資信託の購入に使える。これらのポイントは、コンビニやスーパー、飲食店、ガソリンスタンドなど日常的に利用する店舗で貯める機会が多い。
一方、「楽天経済圏」に入れば楽天ポイントを集中的に貯められる。楽天市場で日常生活の買い物はほぼ完結するし、他キャリアから楽天モバイルにした場合の体感的なメリットも大きい。
日常的に活用するポイントにおいては、楽天に軍配が上がるだろう。
3.投資商品数
SBI証券の場合、「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を扱っており、銘柄数は248本にのぼる(2024年9月時点)。また、成長投資枠では、米国株、中国株、韓国株、ロシア株(受付停止中)、ベトナム株、インドネシア株、シンガポール株、タイ株、マレーシア株など海外株も豊富に揃い、総合的な商品数は国内トップクラスだ。
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