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NISA口座を開くならどっち? SBI証券、楽天証券を5つの点から比較

マイナビニュース / 2024年12月26日 11時0分

楽天証券も「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を扱い、銘柄数は241本(2024年12月時点)。成長投資枠では米国株のほか中国株、アセアン株などを購入できるが、総合的にはSBI証券に次ぐ規模といえる。

投資に興味関心がある人、経済ニュースを参考に日常的に株式投資をするような人ならSBI証券が優位になるだろう。しかし、普段は投資に手間をかけない人、そこまで経済ニュースを見ない人であれば、さほど楽天証券が不利とも言い切れない。

4.経済圏への依存

SBI証券の場合、楽天のような経済圏は存在しないため、一見、短期的なメリットは見えにくい。しかし、たとえば将来NISA口座を他社へ移したくなった場合でも、特定経済圏に縛られることなく自由に行動できるメリットは、長期的に見れば大きい。

一方、楽天経済圏で生活のあらゆるサービスを利用すれば、楽天ポイントが加速度的に貯まるというメリットを享受できる。ただし、メリットを求めるほど同経済圏への依存度が高くなり、特定サービスを他社に変えようとした時には、ポイント還元率が下がるというデメリットが生じてしまう。

個々のライフスタイルや経済圏との親和性にもよるが、特に楽天経済圏にいる場合、経済圏に依存するメリットがそのままデメリットにもなりうる。

5.安心感

SBIホールディングスは金融業界に特化し、銀行や保険などの関連事業を展開している。また、新規事業への過剰なリスクを避け、安定した経営を維持している。「経営の安定性」を重視する投資家にとって、SBI証券は安心できる選択肢の1つだ。

一方、楽天グループは多角的な事業展開により成長を追求してきた。ただ、最近は楽天モバイルの収支が改善されつつあり話題を集めたが、未だ経営上のリスクが小さいとは言い難い。

「楽天のチャレンジングな姿勢に一緒に乗っていける人」は楽天を選択して問題ないが、投資においては安定性が重視されることは確かだ。経営が盤石だという安心感は、SBI証券が優勢といえる。
■総括 - おすすめの証券会社は

まず、投資手数料の金額を端的に見るならSBI証券に軍配が上がる。一方で楽天サービスをフル活用すれば、ポイント付与によってそれを超えるメリットを感じられる場合も多く、日常的な利活用も考えると楽天証券が有利だろう。

投資商品数はSBI証券が優勢だが、「投資は基本的に放っておきたい」という人にはあまり関係しないため引き分けとする。

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