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東奔西走キャッシュレス 第71回 さらなる通信・金融連携を進めるPayPayカードの現在

マイナビニュース / 2024年12月21日 9時0分

こうした取り組みで大きなのがモバイルとの連携。「ペイトク」は、ソフトバンクユーザーとPayPayの連携によってPayPayポイントを増量するなど、通信・金融を連携させたサービスとして訴求しています。通信と金融の連携は、ソフトバンク/PayPayに限らず、通信各社が力を入れている領域です。

PayPayカードにとって「ペイトク」は「堅調に推移している」(谷田社長)とのこと。「ペイトク」は、通信容量に応じて3プランがあります。データ無制限の「ペイトク無制限」だと、月額9,625円の料金に対してPayPayカード割で187円の値引きとなり、さらにPayPayカードでソフトバンク携帯料金を支払うことでPayPayポイントが還元されます。特にPayPayカード ゴールドでの支払いにすると10%のポイント還元になります。

さらに、PayPayに登録してPayPayクレジットで支払いをすると0.5%の特典が付与されるので、通常1.5%/最大2%のポイント還元になるというのもゴールドカードのメリットです。

このような「ペイトク」やPayPayとの組み合わせという通信・決済のグループ連携がPayPayカードの強みです。通信との連携部分は他社通信キャリアとの競争部分ですが、PayPayの強さが他社に対する優位性となるでしょう。

ちなみにPayPayカードを純粋にクレジットカードとしてみると、「まだdカードのプレゼンスには至っていない」と谷田社長も認めます。先行するdカードはプラチナカードを投入してさらなる利用拡大を目指していますが、PayPayカードではプラチナカードについて「現時点で決まったことはなく、まずはPayPayカード/PayPayカード ゴールドという現在ある商品のさらなる強化とその魅力を引き続き伝えていく」という考えです。

その一環として、PayPayカード ゴールドをワイモバイルの通信料金支払いに設定した際の還元率を、従来の最大3%から最大10%に変更して特典を強化しています。

さらに、PayPay銀行をPayPayの子会社化にすることで、PayPayグループとしてPayPay/PayPayカード/PayPay銀行の金融・決済サービスの融合がさらに強化されることが期待されます。来年、通信と金融・決済分野ではさらなる連携が強まりそうです。
(小山安博)



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