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“103万円の壁”の引き上げで実際に働く時間を増やしたい人の割合は? 年収103万円以下の人に調査

マイナビニュース / 2024年12月23日 10時55分

画像提供:マイナビニュース

エフアンドエムネットは、管理部門向けのビジネスメディア「労務SEARCH(労務サーチ)」にて、年収103万円以下の男女300名を対象に、年収の壁に関するアンケート調査を実施した。なお、調査期間は2024年11月15日~2024年11月25日であった。

今回のアンケート調査において、9割以上が年収の壁という言葉を知っていると回答した。しかし、年収の壁について「知っていて、意味を理解している」人は47.0%、「知っていて、なんとなく理解している」人は45.7%であり、年収の壁の概要を正確に理解している人は半数以下であった。

年収103万円を超えないように、働く時間や日数を控えたことはあるか聞いたところ、「ある」が74.7%、「ない」が25.3%であり、多くの人が年収の壁を超えないように働く時間や日数を制限した経験があることがわかった。

年収の壁があることで困った経験をしたことがあるかを聞いたところ、「ある」が60.0%、「ない」が40.0%と、半数以上が何らかの困った経験をしていることが判明した。

どのような経験かを聞いてみたところ、第1位は「もっと働きたいのに働けない」(41.1%)、第2位は「収入が足りない」(23.9%)、第3位は「就業時間や収入の管理・調整が難しい」(19.5%)という結果となった。この結果から、年収の壁があることで「働く意欲を十分に発揮できていない」「経済面で生活に不安を感じている」などの問題が浮かび上がっているという。

政府は2023年10月から「年収の壁・支援強化パッケージ」を開始している。これは、年収の壁を越えても手取り額は減らず、労働者が年収の壁を気にせず働ける施策であるとのこと。ここからは、そんな年収の壁・支援強化パッケージの認知度や利用率について調査したという。

年収の壁・支援強化パッケージについて知っているか聞いたところ、第1位は「知らない」(38.7%)、第2位は「聞いたことはあるが、理解はしていない」(31.0%)、第3位は「知っていて、なんとなく理解している」(23.7%)という結果となった。「知っていて、意味を理解している」人はわずか6.6%であり、制度に関して十分に周知されていない現状がうかがえる。

年収の壁・支援強化パッケージの利用状況を聞いてみたところ、「利用していない」が95.3%とほとんどの人が利用していないことが明らかとなった。これは前問の回答と関連しており、年収の壁・支援強化パッケージの認知度が低いため、利用に至っていない人が多いと考えられるという。

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