北海道の千歳発、笑いと感動の「介護イベント」から介護という仕事を学ぶ
マイナビニュース / 2024年12月27日 7時2分
クイズは選択・早押し・動画問題の3形式で、「福祉タクシーを利用できる人は?」「カンフォータブル・ケアとは?」「介護保険外サービスで急増しているサービス内容は?」など幅広く出題され、正解数の多い4チームが決勝に進出。
決勝戦では、介護福祉用具を取り扱う企業で最新の介護ロボットや見守りロボット等を紹介しながら、その特長等が出題されました。
介護のオンライン請求が始まった時期や、若者ケアラーとヤングケアラーの年齢、事例問題など、実務を意識した介護知識を競う内容となりました。
「カンフォータブル・ケア」とは認知症者が心地よいと感じる刺激を提供することで認知症周辺症状を軽減するためのケア技術です。
「ケアラー」とはケアの必要な家族や近親者などを無償でケアする人を指し、18歳以下がヤングケアラー、18~30代までは若者ケアラーと呼ばれます。
介護に関する知識がない人でも、クイズの解答後に丁寧な解説があるため、楽しみながら知識を深めることができました。
第7回の介護グランプリはどのチームに!?
プレゼンテーション王に輝いたのは、千歳豊友会病院に勤務する社会福祉士の柳原朱李さんと理学療法士の川越宏亮さんによるチーム登山家です。
病院で行っている介護予防教室でのフレイル予防の体操の紹介、地域の健康づくりと介護予防を広めるために「千歳ウォーキングの会」を立ち上げたエピソードを語りました。
介護クイズ王の栄冠を手にしたのは、訪問看護ステーションライフ札幌に勤務する看護師の浅井清香さんと理学療法士の武藤拓郎さんによる「チームA&M」。
ふだんから多職種と連携していい仕事をしているのが伝わってくるほど、抜群のチームワークが際立っていました。
大会MVPに選ばれたのは、有料老人ホームりんごハウスの介護福祉士 岩佐彰浩さんと成田郁子さんによる「チームりんご」です。
岩佐さんが利用者とともに楽しむぬり絵にハマって、絵を描くのが趣味となり、手書きのイラストで利用者さんとのふれあいを紹介したプレゼンが印象的でした。
第7回介護グランプリの総合優勝を飾ったのは、介護クイズ王も獲得した「チームA&M」、そしてSONPOケアの管理者である山下直樹さんと水口翔太さんによる「ソンポハチャム」です。
「介護という仕事においては、表彰される機会はなかなかありません。でも、このような形で認めていただけて、今までやってきてよかったです」と、受賞の喜びを語りました。
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