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「社長の出身地」都道府県ランキング、7年連続の1位は? - 2位山形県、3位香川県

マイナビニュース / 2024年12月25日 13時39分

画像提供:マイナビニュース

東京商工リサーチは12月24日、「社長の輩出率・地元率」調査の結果を発表した。同社の企業データベース約400万社の代表者データ(個人企業を含む)から、公開された出身地を抽出、集計した。なお、同一人物が複数の企業で社長を務めている場合、売上高の大きい企業を優先し、重複企業は集計の対象外とした。集計対象外企業は31万8,973社。
○社長「輩出率」は徳島県が7年連続トップ

都道府県別に社長の「輩出率」(社長数/人口)を算出した。それによると、トップは徳島県の1.35%(前回1.35%)で、7年連続トップを守った。近畿圏に面し、古くから結び付きが強く、産業や観光・文化等の振興が目的の「関西広域連合」に四国から唯一、加わる。

2位以下は、山形県1.14%(前回1.15%)、香川県1.08%(同1.09%)、秋田県1.03%(同1.05%)、愛媛県0.99%(同1.00%)、広島県0.92%(同0.93%)、青森県0.89%(同0.89%)と続く。10位内は四国4県、東北4県で、これ以外では6位広島県0.92%、8位山梨県0.88%だった。

一方、社長「輩出率」が最も低いのは、埼玉県の0.26%(同0.26%)。次いで、46位が千葉県0.27%(同0.27%)、45位が神奈川県0.32%(同0.33%)で、42位の東京都を含む首都圏が下位に並んだ。この他では、44位に滋賀県0.36%(同0.37%)、43位に兵庫県0.45%(同0.45%)の近畿勢が並び、43位以下は前年と同順位だった。

下位に首都圏や近畿圏が並んだ。2024年の社長の平均年齢は63.7歳(東京商工リサーチ調べ)で、この社長たちが生まれた時代である1960年の人口(国勢調査)と2024年の人口を比較すると、埼玉県が243万人から737万人、千葉県は230万人から631万人、神奈川県は344万人から920万人、滋賀県は84万人から141万人、兵庫県は390万人から542万人と、それぞれ大幅に人口が増えている。他県出身者の転入も含めた人口増が、社長「輩出率」を押し下げているようだ。

○地区別「輩出率」四国が唯一1%超え

地区別の社長「輩出率」では、四国が1.06%(前回1.07%)で唯一の1%台で、調査を開始以来、11年連続でトップを守った。トップの徳島県をはじめ、3位香川県、5位愛媛県、10位高知県と4県すべて10位以内だった。以下、東北0.88%(同0.89%)、北海道0.86%(同0.87%)、中国0.79%(同0.80%)、北陸0.74%(同0.76%)、九州0.68%(同0.69%)、中部0.61%(同0.62%)、近畿0.50%(同0.50%)、関東0.44%(同0.44%)の順。9地区に順位の変動はなかった。下位は東名阪の大都市圏が並び、人口集中が影響し社長の「輩出率」が抑えられた格好だ。

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