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【10年に一度レベルの年末寒波】エアコン暖房の無駄を防ぐ部屋づくりのポイントは? - 節電の基本をダイキンが解説

マイナビニュース / 2024年12月26日 9時31分

○エアコン暖房のムダを防ぐ環境づくり

冬のエアコン暖房のムダを防ぎ、効率的に使うには、お部屋の環境づくりが大切。ここではエアコン暖房時の節電につながる部屋の環境づくりのポイントを紹介する。
○部屋の温度ムラを抑える

暖かい空気は上昇する性質があり、暖房中は天井付近と床付近の温度に差が出る「温度ムラ」が起こりやすくなる。室内機で吸い込んだ空気の温度から室温を判断しているエアコンは、天井に暖気がたまっていると「設定温度に達した」と判断して、床付近が肌寒くても運転をゆるめてしまう。エアコンの設定温度を上げれば足元の肌寒さも和らぐが、その分消費電力は増加してしまう。無駄な電力消費を抑えるためには温度ムラを改善することが大切だという。
○風向はできるだけ下向きに

少しでも温度ムラを抑えるには、風向は「水平」ではなく「下向き」にするのがおすすめだという。暖かい空気は軽いため、上昇する性質がある。下から暖かい空気が自然に上がるようにすることで、温度ムラを抑える効果が期待できる。
○空気清浄機などを活用して空気を撹拌

風向を下向きにしても、時間とともに温度ムラはできてしまう。より温度ムラを抑えるには、空気清浄機やサーキュレーターなどの活用もおすすめだという。エアコンと向かい合わせに置き、天井方向に風をおくる。室内の空気をかきまぜれば、さらに温度ムラがやわらぐ。

○湿度を高めにする

空気には、温度が上がると湿度が下がる性質があり、エアコン暖房で部屋を暖めたときにも湿度は下がる。また、湿度が低いと体感温度が下がり、同じ温度でも寒さを感じやすくなる。エアコンの設定温度を上げれば暖かくなるが、消費電力の増加につながる。洗濯物を部屋干ししたり、加湿器や加湿機能付き空気清浄機を使ったりして、部屋の湿度を40%~60%程度にするのがおすすめだという。なお、加湿機能付き空気清浄機を使うと、室内の温度ムラを抑えることにも役立つので、一石二鳥になる。

○熱を逃がさない

熱は暖かいところから冷たいところに移動する性質があり、暖かい室内から寒い屋外へ、少しずつ逃げて行ってしまう。熱がたくさん逃げるほど、エアコンは多くの熱を運んでこなくてはならない。これも消費電力の増加につながるという。

室内の熱が逃げやすいのが窓。カーテンは断熱性の高いものを選んだり、上部や下部にすきまができないよう、天井から床いっぱいまでたっぷりと垂らしたりすると保温効果が高まる。また、実はカーテンの色も節電への効果が期待できるという。暖色系でまとめられた部屋は、寒色と比べて暖かく感じるといわれている。カーテンの色で体感温度をあげて、暖房の設定温度をおさえるのも、節電の冬を快適に過ごす工夫のひとつとなる。
(Yumi's life)



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