松たか子、『ロンバケ』が人生の分岐点に「自分自身の世界が広がった」 当時の心境やその後の変化を語る
マイナビニュース / 2024年12月25日 7時30分
編集者である葉子が担当していた人気作家・百目鬼見(もめきけん)役で、星野源も出演している。
「星野さんとは、いつも年末に他局の“某アワード”でお会いしていましたが、お芝居をするのは初めてでした。知っていたようで知らない方だったので、今回ご一緒できて楽しかったです。その百目鬼先生とのやり取りでは、この2人ってものすごく相性がいいんじゃないかと思えるくらい、感覚や物の見方が似ていました。会話のテンポも弾み、キャッチボールが楽しい関係だったのですが、まさかの『そっちかい!』と思いました(笑)」
星野は野木脚本の『逃げるは恥だが役に立つ』(16) や『MIU404』(20)などにも出演しているため「星野さんはきっと、野木さんのドラマのムードをよくわかってらっしゃる感じがしたので、私としてはそこに応えていくというか、会話をしていけばたぶんいい感じになるんだろうなと思い、とても安心感がありました」と話す。
また、演出の土井監督についても、全幅の信頼を寄せて臨んだという松。「常に見守ってくれるし、役者のお芝居をよく見ている監督さんです。そして誰も傷つけず、 かといって何も言わないわけではなくて。それは我々俳優に限らず、若いスタッフの方たちにもそうで、本当は自分でやった方が早いということも一生懸命教えてくれたりします」と感心しきり。「今回、土井さんの下に集まったスタッフも多かったのですが、いろんな世代の方を土井さん自身も頼りにしているということがわかり、そういう優しさを改めて感じられる現場でした」と語った。
鎌倉と釜山でロケを敢行し、日韓両国のスタッフが手掛けた本作。釜山ロケについて松は「現場のスタッフの印象は日本と全然変わらなかったです。皆さん元気だし、日本語の台詞がわからない中で、リハーサルを集中してみてくれて、とても熱心な方が多かったです。自然な画作りや照明作りができていたし、大事だなと思うシーンは、言葉を超えて皆さんがそこを感じてくださり、とても協力的でした。最後の日に、私は参加できなかったのですが、日本チームと韓国チームとの打ち上げがホテルの近くの サムギョプサル屋さんであったそうで、そこも同じだなと(笑)。今後も彼らと交流があるといいなと思います」と振り返る。
また、都子と出会う青年オ・ユンス役を、韓国の人気ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(22)などで知られるチュ・ジョンヒョクが好演している。彼は日本のドラマ初出演にして日本語セリフに初挑戦した。
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