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早期発見は難しい? 肺がんの種類と主な症状

マイナビニュース / 2024年12月27日 11時0分

・大細胞がん…比較的珍しいタイプのがんで、腺がんや扁平上皮がんのような形状をなさない細胞の大きながん。増殖が速いという特徴がある。肺がん全体の数%を占める程度。肺野部に多く発生する。
○<小細胞肺がん>

・小細胞がん…扁平上皮や腺など、体の正常な組織に似たところがないがんのうち、細胞の小さながん。増殖が速く転移しやすい特徴があり、喫煙との関連が大きい。肺がん全体の10〜15%を占める。肺門部・肺野部ともに多く発生する。
○■肺がんの症状とは

肺がんは、早期には症状がみられないことが多く、がんが進行して初めて症状が出ることもあります。国立がん研究センターの「がん情報サービス」によると、肺がんの症状には以下のようなものが挙げられています。

・咳や痰
・痰に血が混じる
・発熱
・息苦しさ
・動悸
・胸痛

しかし、いずれも肺炎や気管支炎など呼吸器の病気にもみられる症状であるため、「この症状が出れば必ず肺がん」という症状はありません。また、症状がないまま肺がんが進行し、定期健診や他の病気の検査を受ける中で偶然見つかるというケースもあります。

ただし、最も多い症状は咳と痰です。原因のわからない咳や痰が2週間以上続く、血痰が出る、発熱が5日以上続くという場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
○■肺がんの予防法

肺がんを予防するために最も大切なのは、たばこを吸わないことです。また、たばこを吸わない人は、周囲に流れるたばこの煙を吸う「受動喫煙」を避けることが大切です。

喫煙者は非喫煙者と比べ、男性は4.4倍、女性は2.8倍も肺がんになりやすいと言われています。また、喫煙を始めた年齢が若いほど、そして喫煙量が多いほど肺がんになるリスクが高まります。受動喫煙も、肺がんになる危険性を2〜3割程度高めてしまいます。ただし、喫煙しない人や受動喫煙の影響を受けていない人でも、肺がんを発生することはあります。

それ以外には、アスベストなどの有害物質に長期間さらされること、肺結核、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎なども、肺がんの発生リスクを高めるとされています。

アスベストに関しては、吸引してから肺がんになるまで15〜40年の潜伏期間があります。アスベストを扱う仕事をしていた、家の建材にアスベストが含まれていたなど、生活環境にアスベストが存在していた場合は、1年に一度は胸部レントゲン撮影等による健康診断を受けましょう。

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