早期発見は難しい? 肺がんの種類と主な症状
マイナビニュース / 2024年12月27日 11時0分
アスベストを吸入していた経験と喫煙が重なると、肺がんを発生するリスクは高まりますので、予防のためにはやはり禁煙が重要です。
その他、節度のある飲酒やバランスの良い食事、運動、適正な体形の維持、感染予防なども肺がんの予防に効果的なことがわかっています。
最後に肺がんの予防方法や早期発見に仕方に関して、呼吸器内科の専門医に聞いてみました。
肺がんは罹患数も2番目に多いがんで、死亡数も1番多いがんです。肺がんの症状は咳や痰など他の呼吸器疾患と比べて典型的な症状はありません。また症状に乏しいこともあり、痛みや血痰などの症状が出現すると進行していることも多くあり、発見時にすでに治すことができなくなる可能性もあります。肺がん検診をうけることで早期に発見して適切な治療をおこなうことでがんによる死亡率を低下させることが期待できますし、また早期に発見することで身体への負担が少ない治療をうけることも可能になります。そのためには肺がん検診は年に1回は必ず定期的に受診するように心掛けて下さい。また典型的な症状がないからこそ、咳や痰などの症状が2週間以上持続するときは医療機関を受診するようにしましょう。
また肺がんに関しては予防も大切です。がんの予防として節酒、食生活の見直し、身体を動かす、適正体重の維持、感染予防も重要ですが、肺がん予防に関しては何よりも禁煙が大切で大きく確実な1歩です。現在吸っている方も今から禁煙することでがんのリスクを低下させることが可能ですし、禁煙によって健康に長生きできる可能性も高まります。周囲への受動喫煙の影響もあり、自分のため、そして自分の大切な方々のために、禁煙を心掛けましょう。
○竹下 正文(たけした まさふみ)先生
一宮西病院 呼吸器内科/副院長、呼吸器内科部長
資格:日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
(武藤貴子)
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