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【2024年冬ボーナス】民間企業の平均支給額はいくら? ボーナスを有意義に使う方法も解説

マイナビニュース / 2024年12月26日 15時16分

(※1)全規模、金融保険業を除く全産業、季節調整値
(※2)全規模、金融保険業を除く全産業、財務省「法人企業統計」より
■ボーナスを有意義に使うための3つのポイント

4年連続で増加が見込まれる民間企業の冬ボーナス。しかし、支給額以上に重要なのは、「ボーナスの使い方」です。いくらボーナスが増えても、無計画に消費してしまえば良い使い方とは言えません。せっかく支給されたボーナスを有意義に使うためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
1.はじめから計画的に使う

「ボーナスはまず旅行や好きなものに使い、余ったら貯金する」という人も多いでしょう。しかし、これではボーナスから計画的に貯めることはできません。ボーナスは、どのように使うのかはじめから計画を立てておきましょう。

ボーナスには「黄金比率」があり、「貯蓄: 消費: 自己投資: 金融資産への投資=4: 3: 2: 1」の割合で使うのが理想的とされています。たとえば、ボーナスが40万円支給されたなら、「貯蓄: 消費: 自己投資: 金融資産への投資=16万円: 12万円: 8万円: 4万円」のように使うのです。

これなら、しっかり貯めつつ好きなことにも使え、なおかつ自己投資や金融資産への投資にもお金を回せます。

ただし、この黄金比率はあくまで目安ですので、普段あまり貯蓄ができていない人は貯蓄に多く回すなどして調整しましょう。また、家族構成によっては内容や割合を変えた方が良い使い方になるケースもありますので、黄金比率を参考にしつつ、自分や家族にとってベストな使い方を考えてみましょう。
2.赤字の補てんは限定的に

物価が高騰する中、ボーナスを食費など普段の生活費に充てざるを得ない人も増えています。毎月の給料だけでやりくりするのは大変という場合も多いですが、ボーナスはあくまで臨時的な収入であるため、不足する生活費の補てんとして頼り過ぎるのは考えものです。

ボーナスからの赤字の補てんは限定的にし、これを機に、できるだけ毎月の給料の範囲内で生活できる家計を目指してみましょう。
3.ボーナス払いは慎重に検討する

高額な買い物をしたい時、「ボーナス払い」は便利な支払い方法です。しかし、安易にボーナス払いを選択すると、いざボーナスが支給されても買い物の支払いであっという間になくなってしまうという事態にもなりかねません。それに、万が一ボーナスが減額されたりカットされたりした場合には、返済に窮してしまうことも考えられます。

高額な買い物はあらかじめ計画を立て、毎月お金を積み立てる、ボーナスからの支出額を決めておくなどしましょう。そのうえで、ボーナス払いは慎重に検討することが大切です。
■今後も増加傾向が続きそうなボーナス

今年の民間企業の冬ボーナスは増加が見込まれ、また、この流れは来年以降も続くことが予想されています。「すでに冬ボーナスを使った」という人も、有意義なボーナスの使い方について改めて考えてみてはいかがでしょうか。

武藤貴子 ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント 会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中 この著者の記事一覧はこちら
(武藤貴子)



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