「セクハラ」男女間の認識のズレが浮き彫りに - 笑顔での挨拶を"好意"だと誤認も【1000人調査】
マイナビニュース / 2025年1月7日 10時27分
ダイヤモンド・コンサルティングオフィスはこのほど、セクハラ認識のズレに関する実態調査の結果を発表した。調査は2024年12月4日~12月12日、職場において、あとになって「自分の言動行為は、セクハラだったかもしれない」と、思い当たる経験のある男女1,000名を対象にインターネットで行われた。
○自分の言動が「セクハラだったかもしれない」と思った理由
職場での言動について、あとになって自分の言動が「セクハラだったかもしれない」と思った理由としては、「時間が経って冷静に考えられるようになった」が33.8%で最も多く、特に男女間で差が開いた項目は「若い人の意識と自分の感覚にズレがあると感じた」だった(男性が女性よりも10.6ポイント高い結果)。
○「セクハラだったかもしれない」と気づいたエピソード
あとになって「セクハラだったかもしれない」と気づいたエピソードには、「後輩女性にお尻を触られ、同じことを返したらセクハラだと言われた」、「単純に自分が受けてきた指導を今の後輩に行うと事案になると気付いた」、「友人との会話で、昔は許されたけど今こんなこと言ったらセクハラだよねという会話になったから」、「ニュース番組を見ていて、このような言動も場合によっては『ハラスメントです』と言われ、自分も過去には同じようなことを言っていた記憶がよみがえってきました」、「研修でハラスメントの例として紹介された」、「退職する子に『頑張ってね』と肩を軽く叩いたが、ボディタッチになると後で気付いた」、「社内で、あとで陰口を叩かれていると知ったこと」といったものが寄せられた。
○セクハラだったかもしれない言動をしてしまった相手
セクハラだったかもしれない言動をしてしまった相手は、全体では「同僚」が約4割に上るが、特に男女間で差が開いたのが「部下」に対してで、男性は女性よりも18.2ポイント高い結果となった。
○なぜそのような言動をしてしまったか
「振り返ってみて、なぜそのような言動をしてしまったと考えますか」と尋ねたところ、「相手が不快に思っている様子が見受けられなかった」(28.7%)、「過去の経験から「これくらいなら問題ない」と思った」(20.3%)などが全体では上位を占めた。特に「相手が不快に思っている様子が見受けられなかった」は、男性が女性よりも15.4ポイント高い結果になっており、認識の差が顕著となった。
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